2009/10/27

ビザの更新

ちょっとブログを書きませんでした。理由はこの数週間動揺していたので。

ビザを更新する必要があったのですが、書類が揃わない、どの書類が必要なのか分からない、といった理由でなかなか更新できませんでした。どの書類が必要なのか分からないって子供かと思うが、そこは社会システムがきちんと動いていないこの国ですから。書類にどの資料が必要なのかきちんと書いておけよな。

動き始めたのはビザが切れる一月半前。まあ、普通だな。まずは学校に在籍証明のような紙を出してもらう。秘書を通じてお願いしたら貰うのに一週間以上もかかった。A4の紙一枚くらいさっさと出せよ。プリントアウトしてサインするだけだろうが。

次に面接の予約を取る。ビザの更新は郵送でも可能だが書類が良く分からないためその場で色々話しができる面接にする。Border Agencyはイギリス内数カ所にオフィスがあり、最も近いイーストクロイデンの予約をとろうと試みる。最近ウェブでの予約が可能になった。見てみると全て満員。一月以上先まで全て満員。次にオフィスに電話する。ウェブが満員でも電話だったら取れるのでは、と思う。いい加減な国ですから。電話は全然繋がらない。お役所仕事の典型例。30分ほどずっと待ち、盥まわしにされた後、やっと繋がる。やはりイーストクロイデンは満員。相手によればバーミンガムかカーディフなら10月末(ビザが切れる日)までに空きがあるとのこと。

例えると東京の予約は一杯だから大阪へ行けと言われるようなもの。やや切れかけるが折角の機会なのでカーディフへ旅行がてら行ってみることに。予約は13日にした。ちなみにバーミンガムは誰に聞いてもawfulと言われた。そんな所なの?

次に40頁以上に及ぶ書類を書く。重要な点は学生であること(これは学校から正式な書類をとることで示せる)、金があること(この国で不法に働かないことの証明である)。書類はまあ適当に書く。銀行にいき、過去のヒストリーを出してもらう。幾らもっていれば良いのか分からないから100万くらいの残高をいれておく(日本から送金)。

当日、朝9時が予約時間である。30分前には来いというのでそれに合せていく。日本人としてその辺はきちんとする。建物に入るのが厳しい。荷物は全てチェックされ、電子辞書と携帯は取り上げられた。

名前を呼ばれて書類を出すと10分ほど係員が調べた後で書類に不備があるため駄目といわれる。学校からのレターは無問題。金が問題。学費が幾らなのかはレターに書いてある。生活費は計算式が書類に書いてある、それら合計額以上が口座にないと駄目らしい。そんなにねえよ。学費だけで100万以上するのだから。そう書類に書けよな!と思うが相手は役所。引き下がる。金を準備できるかと言われたので日本から送ると答える。まだ、ビザの期限には間に合うのでもう一回カーディフに来いと言われる。この場ではカーディの予約しか出来無いと言われる。電話で他の場所にあたるのはやや心配。もう一回来ることにする。次は26日。これでしくじったら退去しかない。

日本から金を送るのは(金があれば)簡単。すぐにすます。次に会社に事情を説明して社員であり、会社が金を出す旨の紙を出してもらう。これは保険として使う予定。

金が来る頃に再び銀行へ行き過去のヒストリーを出してもらう。これで金は大丈夫なはず。

再びカーディフへ。ちなみにカーディフまでは電車で2時間以上かかる。往復で1万円くらいする。結構高い。予約は昼の12時からだが30分前に来ることと朝の電車は高いことを考え、前の日にカーディフ入りホテルに泊まる。観光はなし。夕方にカーディフへサマータイム終了後は5時でも暗い。晩ご飯はバーガーキング。

次の日は11時にはオフィスへ。早すぎだから30分後にまた来てと追い返される。11時半に再びオフィスへ。すぐに名前を呼ばれる。前と同じ人の良さげなおっさん。改めて書類を見せる。一通り見た後に言われたことは銀行のヒストリーがタダのプリントアウトで銀行のスタンプが無いから審査結果によるけど後で取りに言ってもらうかもと言われる。それ以外は大丈夫らしい。それ以外ってなんもないけどな。会社から社員である証明もあったがいまいち信用がないようだ。

しばらく待って呼ばれたら金を払う。さらに暫く待つと指紋と写真。ビザのシステムが変わったようだ。さらに待つと違うおっさんに呼ばれやはり銀行のヒストリーが問題だという。一応昔のきちんとしたヒストリーを出す。金入ってないけど。おっさん曰くこれで良いとのこと。暫く待つとまた呼ばれてOKとのこと2 年と半年のビザが後ほど送られてくるらしい。オフィスには2時間強滞在。

カーディフ駅で3時間待って電車で帰る。ユダヤ人二人とロシア人二人、スウェーデン人と祝杯をあげて終了。ユダヤ人とロシア人の夫婦は新婚旅行が日本だったようで、素晴らしいところだと言っていた。懐石が良かったとか。渋い旅行だな。

 
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