数日前にも書いたけど、今回のパリ旅行は行きはバスで、帰りは電車とフェリーを乗り継いぎます。
パリ旅行と言うよりはフランスの田園風景を見てこようという企み。
こちらはかの有名なダヴィンチによるモナ・リザです(詳細は後ほど)。
出発は朝7:30発、ロンドンのバス・ステーションからユーロ・ラインに乗ります。ここから2時間かけてイギリスの南東、ドーバーまで行きます。出発時点でパスポートの確認。バスで国境を越えるというのは不思議な感じです。
ユーロ・ラインはロンドンとヨーロッパの多くの都市を結ぶ国際バスです。すごいのになるとロンドンからプラハまで40時間かけて行くらしい。前に主に移民に使われていると書いたけど、全然違っていた、旅行客しかいない。この時間のユーロ・ラインはイギリス・フランス間の地下を走るユーロ・トンネルを使って海峡を渡ります。
海峡をくぐる前にサービス・エリアで休憩。
ドライブする人たち。イギリスから日帰りでフランスに行き食料などを大量に買い込むのが流行っているそうです。フランスの飯は美味いし、ワインは安いのです。
ドーバーでパスポート・チェックを受けます。下はパスポート・チェックを受けた建物。バスとはいえ、国境を越えますのでパスポートは必需品。バスの乗客を全員降ろして、部屋に閉じ込め1人1人調べるため、このチェックが1時間ほどかかる。この前のトイレ休憩を含めるとここで2時間ほどかかる。
料金所の前。日本と同じような光景。
ユーロ・トンネルというのは関越トンネルみたいなのを想像していたら全然違っていた。トンネル内は車やバスが走れるようにはなっていなくて、車両は専用の箱に入って、それを列車が引っ張るような仕組み。バスが箱に入って、その箱の前後が同様の箱で数珠繋ぎになってそれらが引っ張られるので、引っ張られている間はエンジンを切って外でのんびり出来ます。なかなか変わってます。トンネル内での車両故障を心配しているのかな。噂では片道4車線あるらしいけど確認できず。
フランスに入りました。時差があるので、時計を1時間進めて、フランスの風景を見ます。
日本と違って、田舎は本当に田舎です。建物が全然ないし、家もまばらです。
パリに着いたのは午後5時。予定より2時間ほど遅れました。遅れた理由はさっぱり分かりません。どこも渋滞してなかったと思うのだが。フランスも時間にいい加減なのか(後ほど、かなり正確ということを知る)・・・
とりあえず、ホテルへ行きます。こちらの地下鉄は難しくないが、なにせ初めてだから・・・。19区の宿へ着いたら既に7時です。今日は周辺を散策するだけにしました。結構フランス人が多い。移民の地域ではなさそうだ。
レストランを探します。今回はパリに住んでいる日本人向けの情報誌で特集していたレストランをいくつか調べておいたので、そこへ行こうと思います。ホテルの近くも2軒チョイスしてあったのでそのうちの1軒へ。前菜はサーモン、メインは鴨と羊を頼む。
フランスの飯はすごく美味い。
こりゃ、すげー。どの国も(イギリス以外は)それなりに美味しいけど、フランスはすごい。まあワインのハーフ・ボトルを入れると9千円ですがね(ユーロが出来た7,8年前だったら6千円ほどなのに、ユーロ高はすごいのう)。お店のお姉さんも大変親切。奥さんが大学時代に第2外国語でフランス語を学んだらしく、結構頑張る。注文とかの簡単なフランス語に挑戦。ちなみに私も大学時代はフランス語が第2外国語ですがまったく覚えていません。
こちらは今回泊まったホテル。隣は日本料理屋。パリには日本料理屋が沢山あった。といっても全てが日本人経営というわけではない。数年前に中華料理の店で何かの事件があって、それ以来、多数の中華料理屋が日本料理屋に鞍替えしているらしい。見分け方は簡単、主なメニューが寿司と焼き鳥の場合は中国人経営の日本食。
フランスはイギリスよりも1時間進んでいるのですが、実は経度は殆ど変わりません。イギリスの日没はこの時期9時ごろ。フランスは10時です。一日が長いなあ・・・。