2008/10/12

ポーランド一日目

一泊二日の予定でポーランド第二の都市クラクフへ行ってまいります。



安い航空券は朝出発が多いので、早朝に自宅を出発します。今回は一泊二日の短い旅行なので大丈夫だろうと朝6:10の飛行機を予約。4:00過ぎに空港に着くように、3時のバスに乗ります。電車は当然ありません。

前日昼間に友達が家に来て酒を飲んだため、友人が帰った後に昼寝をしてしまい夜は全く寝られません。徹夜状態で出発。スタンステッド空港を利用。朝4:00はさすがに暗い。利用したのは格安航空ライアン・エアです。さすが格安、混んでます。

クラクフに着いたのは9時過ぎ。空港で現金を入手して(ポーランドはEU加盟国だが通貨はユーロではなくズオチと呼ばれる現地通貨)、出発。

とりあえず空港から徒歩200メートルの駅へ行き、クラクフ中央駅へ。空港駅はこんな感じ。
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発展途上国らしいですな。Baliceってのが駅という意味だが、ポーランド語は発音しづらい。そもそもアルファベットは英語とほぼ同じだがスラブ語族に属するので単語も発音も全然違う。ラテン語族のフランスやイタリアとは勝手が違います、こんにちはすら言えない。

でも、この電車は新らしいようで、結構綺麗です。それなりに揺れたけど。

一泊二日なので駅近くのホテルを予約。いったん荷物を預けて早速市街地へ。ホテルの前はこんな感じ。なかなか良いところです。

クラクフの旧市街地は中心にあって緑に囲まれています。

まずは旧市街地の入口にあるバルバカンへ。要塞です。15世紀に完成。丸い砦は珍しく現存するなかでは世界最古・最大。

500年前の建物にしては綺麗過ぎると思ったら修復作業はしているらしい。当たり前か。数百年は修復なしに残らない。

バルバカン後ろは旧市街地入口のフロリアンスカ門。13世紀の代物。戦火を免れたクラクフらしく殆どが建てられた状態で残っています。

門の裏側。

門の拡大図。

門から徒歩1分のところにあるチャルトリスキ美術館。チャルトリスキ夫人の収集物があります。

美術館前で馬車発見。旧市街地は車が入れないので馬車か電気の車でのみ移動可能です、そんなに広くないから歩くけど。

こちらが美術館の入口。ここではダヴィンチの白テンを抱く貴婦人が見られます。幸運なことに日曜日は無料。

こちらがダヴィンチ作品。ダヴィンチ作品では3枚しかない油絵の自画像の1つ。その他にもミイラとか大理石の像とか結構沢山。ポーランドって戦争で根こそぎ取られたと思ったがそうでもないのね。

その後は、11時前だが昼食に。城壁沿いの公園で作ってきたラップ・サンドを食べます。ポーランドは紅葉の季節です。日本並みに綺麗です。イギリスはそこまで色鮮やかではありません。

再び旧市街地に入り、中央広場へ。なかなか広い。

とりあえず旧市庁舎塔へ。

登ります。100段程度。

上からの眺め。高さが足りず街を一望は出来ず。

アダム・ミツキエビチの像です。誰?知らない。

こちらは織物会館、現在はお土産屋があります。ポーランドは琥珀の名産地らしく、イヤリングやネックレスが。広場には色々ありますなあ。

広場で一番大きな建物、聖マリア教会。ポーランド人が信心深いのは本当のようです。観光客お断りみたいな看板が沢山ある。ミサの人で一杯。ちょうどこのとき、塔の上でラッパが鳴りましたが、メロディーは途中で吹きとめられました。
昔々、モンゴル軍との戦いのとき、敵の攻撃に気づいたラッパ手が事態を知らせるためにラッパを吹きならしたため、モンゴル兵がラッパ手の喉を矢で射てしまったので途中でメロディーは終わるらしい。ほうほう、しかしこの上まで矢が届くのか?モンゴル軍は強いのですね。

聖マリア教会の横にある教会。名前は分からない。こちらもミサで大混雑。いくら日曜とはいえ、こんなにミサが混むのか・・・。

大通りを歩きます。

教会。ここは人は少ないがやはり祈っている人がいる。中の写真を撮るどころではない。

更に大通りを歩くとヴァヴェル城に到着。入口で旧王宮の入場券を買います。他にも竜の洞窟やら色々な建物があるがそんなに時間も無い、ましてや体力が無い。昨晩殆ど寝てないからな。チケットは枚数制限があって夏場は午前中じゃないと無理らしいがさすがに10月は余裕です。

大聖堂前のヨハネ・パウロ2世像。

城からの街の景色。かなり良いです。

こちらが大聖堂。

継ぎはぎだらけに見えるが実際に増築が繰り返されたらしい。中へ。写真を撮りたいが周りが真剣に祈っているため無理。大聖堂内には、カジミエジュ三世、ヤドヴィガ王女などポーランドの歴代の王族の棺があります。他の国の大聖堂と比べても一見の価値ありでした。

鐘。

コーラを飲んで休憩し、旧王宮に入ります。ジグムント王が建築した王宮は3階建て。ポーランド王国の王様の部屋や椅子が見られます。なかなか良し。ここでも沢山のタペストリーがあります。フランドル産だそうな。フランドルってどこだろ?

お城を出て歩きます。現在午後3時。寝てないために疲れ始めてます。旧市街地にあるヤギェウォ大学。コペルニクスが教鞭を執った大学です。

横には彼の像があります。前ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世もここの出身です。

5時頃だが、疲れたため撤収。途中にあったレストランで食事。地球の歩き方に載っているやつです。ここでは窓越しに並んでいるのを選んで注文。代表的なポーランド料理ロールキャベツ等を食べます。ビールは・・・まあ、普通と。飲み物まで入れて1600円はなかなかお得。さすがポーランド。

今日は満月ですね。

8:30就寝。