2009/08/29

ブレナム宮殿


日帰りでブレナム宮殿に行きます。 こちらはチャーチル首相が生まれた家でマールボロ公爵という方の家です。世界遺産です。世界遺産になる家で公爵の従兄弟として生まれるなんてチャーチルってすごいのね。BBCが選ぶ、偉大な英国人ナンバーワンですから。

ブレナム宮殿はオックスフォードの近くにあるのでついでにオックスフォードにも寄ります。今度の月曜日は祝日です。ふと思い出したが2年前の祝日にもオックスフォードにやって来てました。2年ぶりの再訪です。

オックスフォードはロンドンから80キロくらいでしょうか。ロンドンとはかなり頻繁にバスが走ってまして幸運にも我が家のすぐ近くからバスがでます。値段も結構安い。朝8時半に家を出発し、バスに乗ること100分、オックスフォードに到着です。

で、オックスフォードに到着。少し北に来ただけなのに結構寒い。長袖一枚では足りません。もう一枚持ってきて良かった。ここは観光客が多いな。世界的に有名な街だからか。でも若い観光客が多い気がする。

偶然、オックスフォードの街を歩いていると奥さんがジェーミーのイタリアンレストランを発見。ジェーミー・オリバーは料理研究家、またはイギリス人に家庭料理を作るように啓蒙している人です。イギリスの小学校にもっと野菜を使った給食を増やすように働きかけたりしている人です(予算が足りずに失敗したらしいけど)。テレビにもよく出てます。高級料理ではなく手料理や、地元の食材を使った料理を提唱している人で例えると小林カツ代さんですかね(よく知らないけど)。

オックスフォードから路線バスで20分。ブレナム宮殿に着いたのは12時前。バス停は宮殿の目の前にありますが、宮殿の門から宮殿までがすごく遠い。数百メートルあります。インターネットで券を買ってあるにもかかわらず、それを券売り場で交換しろとか言われて怒り心頭。並びたくないからオンラインで事前に買ってあるのにそれを持って券売り場で並べとか意味不明。この国では券の購入は常に悩みの種です。行ってみたら思った通り券売り場は行列。おっさんが一人で券を売っています。その周りには係員がいるが手伝う気なし。おっさんは笑顔だが、作業は遅い。こういうのを見ると日本に帰りたくなります。


ブレナム宮殿はイギリス最大のゴシック建築だそうで。イメージでいうと角張っているというです。中はチャーチルが生まれた部屋(宮殿のど真ん中の部屋で産まれてます)やえらく広い図書館、歴代のマールボロ公爵の絵を見ることができます。クリントン元大統領と原マールボロ公爵が握手をしている写真もあります。元大統領も公爵と会うっていやだろうな。相手は完璧なクイーンズ英語だろうし。

大変広い庭で、歩こうと思えば一日中歩いても全て歩くことはできないでしょう。見渡すかぎり公爵の敷地だそうです。向こうに見える塔も敷地内だそうで。


3時くらいにオックスフォードに戻ります。今日は快晴。寒いけど。


既に来たことあるのであまり観光はしないがカレッジを一つくらいは見ておきます。こちらはニューカレッジ。


相変わらず見事な回廊で。どこでもハリーポッターの撮影できるな。しかし、現代の若者が教会とか回廊を使うとも思えず。観光者向けじゃないかな。


お昼ご飯を少なめにしておいて、夕方5時半から早い晩ご飯をジェーミーのレストランへ。私は今日のスペシャルの鶏肉、奥さんはラム・チョップ、羊の肉です。それから二人で蟹のパスタを食べました。大変美味しく頂きました。羊は臭いとのイメージがあるがそんなことは全くなく、蟹は野菜が豊富でやや酸っぱい味つけ。

食べ終わって外に出るとまだ6時半にも関わらず行列。イギリスで行列のできる店って始めてみた。


その後、バスに乗ってロンドンへ。自宅着は8時すぎなり。