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昨日に引き続き雲1つ無い快晴です。下は湖に移るマッターホルンで逆さマッターホルン。この写真が取れるくらい快晴で風も無い日は少ないらしく幸運でした。
上は町から見た早朝のマッターホルン。ちなみにマッターホルンの標高は4478m。
今回泊まったホテルには日本人団体客が泊まっているようで、昨日のチェック・インのときに「ミスター○○ですね?今日の宿泊客は団体以外はあなた達だけ」と言われました。恐るべし日本人パワー。
で、団体さんは今朝にはツェルマットを出るようで朝食の時間を早めてもらっているようです。通常は8時からの朝食が6:40から。恐るべし日本人。で、我々もその時間にしてもらい朝ごはんを食べた後は早速山へ。朝食時には隣の席の日本人と情報交換。昨日も晴れていたようで楽しめたそうです。8時の登山電車に乗ってゴルナーグラット展望台へ登ります。
雪山が近づいてきます。
標高3,089mの山頂に到着。早い時間の電車だったため、山頂は少ししか人がいません(大多数は日本人)、更に犬もいます。理由は後ほど判明。
ゴルナー氷河
ゴルナーグラット展望台よりマッターホルンを見る。
その他の4000m級の山を見ます。
先ほどのバーナード犬と記念撮影をする日本人団体客。先方も慣れたもので「皆さんのカメラはだめ、だめ」とか言ってます。そんなことしているのは日本人だけです。恐るべし日本人パワー。
混み始めた頃にゴルナーグラットを出発し(9時過ぎ)、一駅だけ下ります。
登山電車には路線図が着いていて便利です。左はロンドンから持ってきたお菓子。袋がパンパンです、相当海抜が高いようだ。これはお昼に頂きました。
スイスの電車は結構急なところでもぐいぐい攻めます。
その近くの湖で逆さマッターホルンを撮ります。
別に写真家じゃないが、これはなかなかの写真かと。
逆さマッターホルンを撮った後は、駅に戻り次の下り電車を待つ。待っている間にドイツ人と世間話。2週間前まで日本にいたというおっさんはたいそう京都がお気に入りだそうな。でも英語の表示が少ないから困ったと言っていた。ツェルマットはドイツ語が通じるから楽で良いねといったら、なんでもスイス人が話すドイツ語はアクセントが全然違うので聞き取れないそうな。メニューとかは読めるけど会話は大変といっていた。ドイツ語といっても色々あるようで。
降りる途中に見たマッターホルン。
牛がいます。
登山電車の線路です。
下にはツェルマットの町が見えます。
下についたのは11時前くらい。切符売場は大混雑。しかしここには日本人がいない。みんな賢く朝一で登るのね。パリのルーヴル美術館でも同じだけど日本人は賢く旅行するなあ(予定通りでつまらないとも)。
ツェルマットの街。登山の格好をした人が沢山います。その一方でビールを飲み始めている人も沢山。皆さん自由に休暇を満喫しているようです。
街中を流れる川は氷河の関係でこんな色です。これが下流のジュネーブとかに行くと透明で少し緑かかって綺麗です。
下山した後は町の反対側から出発するロープウェーに乗って違う角度からマッターホルンを眺めるべく、標高3883mのクライン・マッターホルンへバスで移動します。ちなみにツェルマットはガソリン車が禁止されていてバスやタクシーは電動。自家用車は乗り入れ禁止。
ゴンドラ乗り場。ゴンドラでフーリと呼ばれる地点まで登ります。
フーリからはクライン・マッターホルンまでロープウェーで移動。雪が近くなってきました、そしてロープウェーの中にはスキーの格好をした人がいます。スキー板も持っています。7月末でもスキーが出来るようです。
ここから見るマッターホルンもなかなか良いです。
ここでお菓子を食べたりして一休み。
マッターホルンを見ながらコーラでも飲みます。
フーリからはロープウェーでクライン・マッターホルンへ登ります。
万年雪と氷河の世界です。
向こう側はイタリア領です。
ここは結構寒い。
警察のヘリコプターがいます。
クライン・マッターホルンには万年雪を彫りぬいた道がありまして、氷の宮殿と呼ばれています。
アートがあります。
ここは1年中スキーが出来ます。スイスがオリンピックで強いのも納得。
ロープウェーで戻ります。氷河の上を通ります。
フーリまでロープウェーで降りた後、シュヴァルツゼー行きのゴンドラに乗り換えます。
シュヴァルツゼーはマッターホルンから一番近い展望台。
少し雲が出てきました。これもなかなかです。
マッターホルンを見ながらお昼ご飯を食べます。お昼は当然、朝に作ったサンドイッチ。
折角アルプスに来ているわけですから登山電車だ、ロープウェーだ言ってないで山を歩きます。ここからフーリまでガイドに寄れば2時間半とのことなので歩きます。
良い景色です。
今日は天気が良いので歩いている人が結構います。みんなきちんとした格好してます。ジーンズは我々だけが。
我々はフーリまでの2時間半のコースですがそのほかにツェルマットまでの4時間のコースやイタリアに抜けるコースなど登山道は沢山あります。
すれ違うときはドイツ語でアローと話しかけます。英語も通じるけど。
先は相当長そうです。
マッターホルンを違う角度から眺めます。日本人団体客についていたガイドさんの話を立ち聞きしたところ、マッターホルンはイタリアからも見られるらしいがイタリアから見たマッターホルンは外観が普通らしくて見ても楽しくないようです。
道ですれ違った人が教えてくれましたが、遭難者が出た模様。確かにマッターホルンからは先ほどからヘリの音が聞こえてます。マッターホルンが登るのに大変な山だってことは分かるが、夏の快晴の日に遭難って素人か・・・ちなみにその人たちは双眼鏡でじっくり見てました。双眼鏡持ってくるのだった。
先はまだまだ長い。
大分下りてきたので気温が上がってきました。服を脱いで水を飲んだりします。休めるようにベンチも置いてあります。
高山植物を見ます。名前は1つも分かりません。
ずーっと下って右に大きく旋回して歩きます。左のほうはイタリア領です。
だんだん景色が変わってきます。森林限界の高さの下に入ったらしく木が増えてきてます。
相変わらずアルプスに囲まれています。
下にはツェルマットの町が見えます。やっとゴール。ここからはロープウェーで町に戻ります。
今でもマッターホルンを登る登山家は時々遭難するらしく町の墓地には遭難して亡くなった人だらけです。下は誰かのお墓で山で亡くなった人のようです登山道具が置いてあります。
晩ご飯は適当にインターネットで検索しておいた地元のレストランへ。今日はやや高目のお店へ。羊肉と子牛肉を注文。非常に美味しかった。全部で1万円なり。
下は今回宿泊したホテル。ツェルマットは保養地で現在は観光シーズンのためホテル代は高め。1泊朝食つきで2万強也。