2008/07/12

カンタベリー

土曜日なのでカンタベリーまで行ってきました。

日帰りバス旅行。バス代は一人2600円也。


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電車よりもバスのほうが少しだけ安いことを利用して、そしてバスの中では寝ることが出来るので今日はバスで行くことにします。日本の旅行会社が提供しているツアーでは、リーズ城に行って、カンタベリー大聖堂を見て、ドーバーを見て帰る日帰り旅行が基本のようです。リーズ城とドーバーには行かないのでカンタベリーは宿泊するほどのところではないと言うことか。
バスには8時半に乗車、2時間ほどでカンタベリーに着きました。早速、観光開始。下はカンタベリーの街並み。

カンタベリーは旧市街地全体が壁に囲まれた街で主な観光地はその中にあります。壁の外は住宅地の模様。
カンタベリーと言えば大聖堂。イギリス国教会のトップに位置している最も重要な大聖堂です。早速突入。下は入り口。あっけないほど普通に見つかります。そして、驚くことに大聖堂の入り口は他の店と隣り合っています。

門を入ったところで入場料一人5.5ポンド(学生割引)を払って中に入ります。大聖堂とご対面~。

大きすぎて写真に入らない。
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中に入ります。入り口で2.5ポンドを払ってオーディオ・ガイドを借ります。こういうのがあると良く理解できる。天井が高い。

上の写真の正面まで進みます。凝った模様になっています。

更に先に進むと、なにやら音楽の演奏が。地元の人なのか良く分からないが中に入ってから出るまでずっと演奏していた。
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カンタベリー大聖堂は、えーと7世紀にカトリックの教会として出発し、その後に勢力を拡大、しかしながらヘンリー8世と言う当時の王様がカトリックから権力を取り返すためにイギリス国教会を成立させ(そのときに当時の大司教が殺されています)、それ以降国教会の大聖堂として現在に至ります。
ということで、当時の大司教トーマス・ベケットは教会内で暗殺されているのですが、その後色々な奇跡を起こしているようで現在は聖人として崇められています(奇跡ってキリスト以外でも起こすのね)。
下はトーマス・ベケットが暗殺された場所。大聖堂真ん中の左の階段を降りたところにあります。
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その周辺はいろいろな人の墓があるようです。古代英語だからさっぱり分からない。

地下はベケットが祭られていて、そのほかにも色々ありましてカンタベリー大聖堂の最も大事なところです、撮影禁止。
次は左側から大聖堂の外に出てみます(パンフレットの通り)。こちらは左側から大聖堂の正面を取った写真。

大聖堂に住む猫。なぜか知らないが数匹いるらしい。

回廊があります。どこかで似たようなのを見た記憶が・・・オックスフォードのカレッジにもありました。

古そうな廊下です。

このエリアには大聖堂の組織運営のためのホールや修道士の家があります。こちらは会議場。どう見ても会議場には見えない。古そうで立派な建物です。

こちらは大聖堂関係者が住んでいるところかな?よく分からない。

大聖堂左からの写真。大きすぎて普通に写真を撮ってもよく分からない。
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大聖堂は第2次世界大戦中に少しだけミサイルが飛んできたようです(オーディオ・ガイド情報)。殆ど無事ですが1部が被弾した模様。

再び、中に入ります。まだ奥に行ってない。こちらのステンド・グラスにはベケットが起こした奇跡が書かれています。
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ここら辺は三位一体礼拝堂と呼ばれていて、大聖堂の中心です。これはヘンリー何世か知らないが遺骨です。エドワード黒太子もいます。世界史は得意だったはずだがあまり思い出せない。
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こちらが祭壇。昔はベケットの遺体が安置されていたらしい。

オーケストラを後ろから見てます。

大聖堂の中には小さな礼拝堂も沢山ありました。名前を聞いてもさっぱり分からないけど。

1時間半の観光終了。その後は街の散策。サクランボ屋を発見したので買って見ます。ロンドンで買うよりも安い。そして美味い。イギリス南部はイギリスで数少ない野菜や果物が取れるエリアなのです。中部から北部は寒すぎてジャガイモくらいしか取れないようだ。

持ってきたお昼を食べます。今回もラップ・サンドを持参。コーヒー屋でコーヒーだけ買ってお店の中で食べます。今日は晴れ時々曇りなのだが気温は低い。予報では17度とか。はっきり言って寒いです。
その後は聖アウグスティヌス修道院跡に行きます。カンタベリーの街は小さいので20分も歩くとどこでも行けます。入場料は3.4ポンドなり。

こちらはヘンリー8世によって完膚なきまで破壊されたようで修道院「跡」です。
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かなり大きい修道院だったようです。

向こうには壊されずに残ったカンタベリー大聖堂が見えます。こちらは同じ位栄えたけど最後には全て壊された聖アウグスティヌス修道院。

アウグスティヌス修道院跡を見た後は街を散歩します。途中で結婚式をしているところを発見。

やっぱり教会式は白人に任せたほうが宜しいかと思う。日本人がドレスを着てもねえ・・・。良い写真が撮れたので載せてみます。

その後はカンタベリー城跡に行きます。こちらは昔カンタベリーに城があった残り。中には何もないので観光時間は5分ほどです。
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とざっと、観光をして帰りのバスまで待機。カンタベリーはあまり見るところがありません。日本の旅行会社が他のところも入れて1日観光にしているのも納得。カンタベリーだけでは物足りないかも。街のどこからでも大聖堂は見えます。こういう町に住むのも良いなあと思う。
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6時のバスに乗って8時にはロンドンに帰ってきました。外はまだまだ明るい。

バス代のほかに施設入場料を考えると5千円くらいかかったかな。