2009/06/09

Sissinghurst Castle Garden

六月はバラの季節でありまして、ガーデニングの国イギリスが本領発揮の時期です。イギリスにある有名なガーデンを訪れてみます。




今日は、シシングハースト村の外れにあるシシングハースト・ガーデンを訪れます。こちらは最も有名なのの一つであろうと言われています。実際のところは分かりませんがね。特に日本人のブログを見ているとこのガーデンがガーデニングの聖地であるかのように書かれていますが実際のところはどうなんでしょうね。今度、イギリス人の友達に聞いてみます。しかし、こういうところはお年寄りが沢山来る所ですが、私の友人は若い人ばかりなのでそもそも知らない可能性が高い。
昨年の今頃に奥さんが作った鉄道割引カード、殆どの鉄道で切符が3割引、が有効期限切れになりました。これまでは学生割引カードだったのですが現在は既に学生ではないわけで。学生以外が手に入れられる割引カードとなると、家族カード(子供がいる家族が購入可能)、シニアカード(お年寄り)、誰でも買えるやつ、くらいしかありません。想像通り誰でも買えるカードは3割引だが使える路線が限られている、最低料金があるなどで色々と制約が付くわけです。仕方ないのでそのカードを初期費用25ポンド払って購入します。元を取るために頑張らなくては。
奥さんは新しく手に入れた割引カードを、私は既に持っている学生割引カードを使ってシシングハースト・ガーデンの最寄駅、ステイプル・ハースト駅行きの切符を買います。窓口の駅員(割引カードは自動販売機で買えない)が新人らしくて切符を買うのに時間がかかります。
2回ほど電車を乗り換えまして、ロンドンから1時間半かかってステイプル・ハースト駅へ。ここからシシングハースト・ガーデン行き直通バスに乗ります。バスは週に2回、1日2往復しかありません。
大変混むと噂の場所なのであえて平日、火曜日に来ました。ナショナル・トラストにしては珍しく海外から観光バスが来ています。ピークの時期(つまり今)は入場制限があるそうですがさすがに平日はありません。とりあえず中に入ります。

こちらのガーデンは1930年代に詩人で庭師で作家で貴族出身のビタ・サックビル・ウェスト夫人とその夫で作家で外交官のハロルド・ニコルソンによって作られたそうです。肩書が多いな。建物自体は昔からあるが彼らが土地と建物を購入し、庭を作ったそうです。で、下は昔からある塔。

今日は基本曇りです。庭はテーマ毎に木で囲まれていたり遮られています。まずは門を入った所にある前庭を見ます。

前庭の一列は紫ラインと呼ばれていて紫の花が多いです。

名前が分からないのは言うまでもない。

名前が分からないのは言うまでもない。

確かに紫が多いが名前は殆ど分からない。

ホワイト・ガーデンと呼ばれるエリアに移動。仕切りでガーデンが囲まれています。ものの本によると(一応、英国庭園の本を持ってます)、これが19世紀終わりから始まった庭園のスタイルなのです。つまり、庭園の敷地を生垣で小庭園に分けて、色彩や植えるものを重視するというスタイルです。植物は自然な感じで育てる(フランスみたいにカッチリ刈り込まない)というやつです。大分、通になってきたもんだ。ホワイト・ガーデンはその名の通り白い花だらけです。

名前が分からないのは言うまでもない。

名前が分からないのは言うまでもない。

バラは大きくするには添え木が必要なのですよ。

名前が分からないのは言うまでもない。

名前が分からないのは言うまでもない。

確かに白い花が多い。

今朝まで雨が降っていたので花びらが濡れています。

この木は日本には存在しないし、色合いがなんとなく恐ろしい。

木の壁を抜けて果樹園のエリアへ。散歩します。

ハーブ・ガーデンへ。

名前が分からないのは言うまでもない。

別のエリアです。実際の作業が行われているようです。

このエリアは緑が多い。

ライム・ウォークのエリア

コテージ・ガーデンのエリア

名前が分からないのは言うまでもない。

名前が分からないのは言うまでもない。

名前が分からないのは言うまでもない。

ガーデニングは奥が深い。

堀のあるエリア。残念ながら入場禁止。

立派な藤があります。

名前が分からないのは言うまでもない。

名前が分からないのは言うまでもない。

名前が分からないのは言うまでもない。

ローズ・ガーデン。イギリスの国花であるバラのエリアです。細かいことは分からないが、大変立派です。自分の持っている形容詞の少なさが分かる。まあ、他の外人もアメージングとかしか言えてないがな。

バラです。

バラです。

バラです。

ローズ・ガーデンは客で混んでいる。

バラです。

バラです。

次は塔に登ります。塔は入口を入ったすぐにあります。

小庭と小庭は生垣で分かれています。

庭の周りは田舎です。このエリアはいわゆるド田舎です。無理すればロンドンに通勤できるけど。

正門の裏側。建物は初期の頃のものなので12世紀くらいか。

とりあえず、疲れたので後で再入場することにして(平日は空いているから何でも可能だ)、レストランへ。もってきたおにぎりと今日のスープを頼みます。なぜスープが赤いのか分からない。中身は野菜です。まあまあの味。

名前が分からないのは言うまでもない。

名前が分からないのは言うまでもない。

何の花だか想像もつきませんん。

バラは手入れが必要なのです。手間暇がかかるからこそ頑張る気になるのかもしれませんんね。

園芸は人生の趣味としてなかなか良いかもと思いました。庭付きの家に住めればな。5時半のバスで駅に戻り、ロンドン着は7時なり。