普段はテレビは見ないのだけど(見ても分からないから)、先週からビック・ブラザーというどうしようもない番組が始まりまして楽しいから見てます。
毎年6月から9月にかけて3ヶ月毎日放送されている番組でして、15人程の参加者を適当に公募してその人達を1つの家に閉じ込めてそこで起こる毎日の悲喜交々の出来事を録画して編集して放送するという知性も何もないかなりどうしようもない番組です。最後まで残った一人は2000万?くらいもらえるらしい。
どうしようもない番組ですが結構見ていて楽しいので(イギリス人の民度が良く分かる)、ほぼ毎日見ています。結構人気番組らしいです。2年程前にはインド人の女優が出ていて、イギリス人が人種差別発言をしたらしくて当時のブレア首相がインドで謝罪する羽目になったという物議を醸し出す番組です。
それを見ていて思ったのですがこちらの人は喋るのが長い。ビック・ブラザーと呼ばれる番組の進行役(ただし姿は出ないマイクを通じて離しかけるだけ)が「ルーク、昨日の口論をどう思う?」とか聞くと、ルークがそれに対する感想を述べるのですが、すごく長々と喋る。新しい人が来て自己紹介するときもすごく長々と喋る。お喋り好きというのとはちょっと違うようでこちらでは普通のことのようです。
一昨日マーチンと英会話をしていたときに日本人は聞かれたことに対して答えを単刀直入に答えるだけで(しかも感情がこもらず)、人間味が無いみたいなことを言われました。英語というのは感情的な言語のようで電話でも「よう、元気?」に始まり「元気、元気。そっちはどう?」みたいなことを長々と喋るわけです。日本人って用件だけ喋りますけどね。
どうやら英語を喋ると言うのは精神構造の変化まで必要とするようです。