電車往復の費用は驚くべく80ポンド。80ポンドって去年だったら2万円ですぜ。今だったら1万2千円ほど。この国の電車代は結構高い。みんな田舎に行くのだったら海外に行くのも納得。このお値段でも学生割引とか週末の安い電車に乗っています。
イングランド南西部へ行くにはロンドンのパディントン駅から。朝8:00が最も早い電車なので8:00にパディントンへ。日出時間が遅くなってきてまして、朝はまだ暗いです。
プリマスまでは4時間ほどです。長い。新幹線があれば良いのに。前回訪れたバースを通過して南西部へ。途中からは海沿いを走ります。
景色も田舎らしくなります。まあ、ロンドンを過ぎると直ぐに田舎らしくなるけど。
12時過ぎにプリマスに到着。この後はタマル谷(Tamar Valley)線というタマル川沿いを走る電車に乗ります。電車は一日に五本しかなくしかも前の電車が出発した直後のため次の電車まで一時間半ほど市内を歩きます。
寺院か教会を発見。
全体は新しそうだが、部分的には古い。増改築したのかも。中には入らず。
壁面は中々凝ってます。
プリマスはアメリカ新大陸へ渡った当時のイギリス人の出発地であり港町です。バービカンと呼ばれる旧市街地へ向かって歩きます。
プリマスで最も古いエリザベス朝の家。閉まってた・・・。
港を少し見たら電車の時間が近づいたので急いで駅に戻ります。
港ですから、もちろんペリカンがいます。
ガーデニングの国は冬でも花があります。
一時間半では何も出来んがな。今日は電車の接続がいまいち良くないな。タマル谷線は蒸気機関車とかではなく、普通の電車です。
タマル谷線ではスイッチバックをするくらいなので、結構急勾配を登るようです。
終点の一つ手前のカルストック(Calstock)で降ります。この街には素晴らしい橋があると書いてあります。
ここからの道順は調べてあるが駅の看板は違う方向を示してます。地図には道路しか載ってないがおそらく看板はフットパスを表していると思われ、フットパスを選択。前にも書いたがイギリスにはフットパスと呼ばれる徒歩専用の道がありましてそれが散歩道になってます。橋の横を歩きます。
川沿いを歩いて道路が無くなったらその先のフットパスを歩きます。この川の向こうはデボン州、こちら側はコーンウォール州です。コーンウォールはイングランド最南西部の州でデボンはその隣。
同じように歩いていた老夫婦に道を聞きます。小さな村なのに歩いている人が多い。途中から山道になります。
紅葉のシーズンです。
綺麗に整備された道を歩きます。
遠くにはカルストックの橋が見えます。
山道を15分ほど登って丘の上に出るとナショナルトラストが管理しているお屋敷コテーレがあります。1500年前後に立てられてそれから殆ど改築されていないかなり珍しい物件です。
館の上には黒地に白の十字の旗が。一瞬、喪とかに関する旗章かと思った。後で聞いたらこれがコーンウォールの旗なのだそうな。
こちらは貴族のEdgcumbe(どう頑張っても読めない)さんの館です。
別方向から館を見ます。館の中も大変素晴らしい。古い館を存分に見ます。
中を見た後は、建物前の庭を見ます。立派ですねえ。更にショップなどを適当に除きます。
丘の大部分が庭になっているようですので帰りは違う道を下って降ります。立派な庭です。秋ですなあ。
秋ですなあ。こちらは日本庭園みたいです。
秋ですなあ、寒いけど。イングランド南西部は雨が多くて湿気もあるようで日本みたいに綺麗に紅葉します。
結構歩いたがそれでも全体の3分の1ほどしか見てない。風車とかもあるらしいが遠くて。4時過ぎ発の終電1つ前の電車でプリマスへ帰るため、再び橋の袂にある駅へ向かいます。
その後、駅から徒歩5分のホテルにチェック・イン。晩御飯を食べに外へ。6時過ぎなのにこの暗さ。そして中心の通りなのに人もいないし店も閉まっている。日曜日はこんなもんです。ロンドンだって多くの店は閉まるのだからそれ以外なら尚更。
ということで晩御飯は久しぶりのマクドナルドとなりました。地元のビールを買って飲んで9時就寝。