2008/11/22

Ightham Mote

今日はアイタム・モートへ行きます。久しぶりの快晴です。相当久しぶり。昨日の夜に霰が降るくらい急に寒くなりました。予報では最高気温は4度しかありません。明日は雪が降る予定のようです。

しかし、英語の地名を日本語読みするとさっぱり分かりませんな。アイタム・モートは1330年に建てられた貴族の家、マナーハウスです。



アイタム・モート自体は最寄り駅から遠いため、バスに乗っていきます。まずは我が家から最寄り駅セブン・オークスまで電車で行きます。一回乗換え40分強なり。こちらは乗換駅。十分ほど次の電車を待ちます。晴れているのに外で待つのが苦痛なほど寒いです。股引と腹巻しているのにマフラー忘れた・・・。

セブン・オークスからはバスに乗ります。アイタム・モートへ行くバスは水曜日にしかないと言うすごい田舎。アイタム・モートから歩いて15分ほどのアイビー・ハッチ村まで行くバスがあるのですが、こちらは週末は休み。よって、アイビー・ハッチの村から歩いて30分ほどのアイタム村までバスへ行き、後は歩きます。不便だな。

アイタム村に着きました。この辺りは古い家が結構残っています。そして大きな家が多いです。

アイタム村を出発し、歩き出します。実は地図が無いので確か南側に行けば・・・位のざっくりとした感覚しかありません。

イギリスは車道は車道という感じで歩道とかガード・レールがありません。なので車道を歩くと危険です。だからフット・パスがあるわけだが、フットパスは地図に載ってないし標識が無いからどこに連れて行かれるか分からない。気合を入れて車道を歩きます。ちょっと危ない。

15分ほど歩いたところ、やはり危ないということになり見つけたフット・パスに入ります。道は一本だがどこに行くか分からない。しかしまあ、歩く道は集落の方へ続くわけでなんとかアイビー・ハッチ村に着きました。そして更に少しだけ歩いてアイタム・モートへ到着。こちらはナショナル・トラスト管理物件。

ガーデニングの国イギリスにはよく分からない花が今日も咲いている。

堀に囲まれた家です。ここから入ります。本来だとこのマナーハウスは10月から3月まで冬休みで閉まるのですがこの時期はクリスマス前ということで一部だけ開けています。

1300年代の建物。

あまりの古さに窓枠が歪んでます。地震が無い国は良いのう。日本だったらとっくにつぶれているはず。

クリスマス前ということでイギリスの生花(フラワー・アレンジメント)が置いてあります。ボランティアで説明してくれるおばさんによると、ここはヴィクトリア時代(1800-1900年)の方法を忠実に再現しているようです。

ボランティアの小母さんが作っているようだがレベル高い。日本だと結婚式でしか見ないレベル。オレンジにアフリカで取れる何とかと言う果物を付けて香りを作るとか言ってました。学校で習うそうです。

大変よく出来てます。後で気づいたが撮影禁止でしたがね。一番良いやつは撮れなかった。

イギリスの花はよく分からないな。

次は庭を散策。基本的にはシーズン・オフなので閉まってますが一部あいてます。なかなか美味しそうな野菜があります。

もう一つの建物。こちらは今日は閉まってます。春になるともっと色々な部屋が見られるそうなのでまた春になったら来ようかと。おじいさんと話をしたところここは結構人気のあるところで夏の週末は一日二千人が来ることもあるらしい。

1330年に建てられたが実際はそれなりに増改築した後が。庭の噴水は修理のために一万ポンドが必要だそうで寄付を募ってました。建物全体もオープンしながらも修理を続けているようです。さすがに1300年代の建物はガタがきているようです。

古そうです。

この後は、レストランで毎度の紅茶とスコーン。そして持ってきたサンドイッチを食べます。そして2時くらいには帰ります。で、帰りですが再びアイタム村まで戻ります。今度は違う道を歩きます。やはり車道は危ない。こちらでは普通の道には街灯はないし、最近は3時半くらいには暗いので遅くなることは許されない。何とかバス停まで戻れました。
自宅着5時なり。