2009/03/08

Apsley House

今日はアプスリー・ハウスへ行きました。更にその隣にあるウェリントン・アーチにも行きました。朝起きて、今日は何をするとか、何をしないかと考えていたら青空だと気づきました。今日は久しぶりの晴れです。昨日も少しは晴れたけど。



折角だからと我が家から徒歩圏内にあるイングリッシュ・ヘリテッジに行きます。11時半出発。ハイドパークの角にあるアプスリー・ハウスまで歩きます。今日も寒いですが(ダウンジャケットを着ています)、春が近いようで花も咲き始めています。
歩いている途中にある、中に入れない公園でコロンブスの銅像を発見。なぜロンドンのこんなところにあるのか謎です。スペイン大使館の近くだからだろうか。

アプスリー・ハウスはアプスリーさんという貴族が何とかという建築家に依頼して1770年代に完成しています。その後、主人を変えつつ最終的にはデューク・ウェリントンに買い取られています。

デュークとは公爵のことです(最近はこう言う単語が分からないと遺跡を見に行ったときに困ることに気づいた)。公爵って言ったらイギリスに30家族くらいしかいない、貴族の中の貴族でございますよ。現在もどこかに第八代がいるそうです。そのウェリントン公爵は何をした人かというとナポレオンをワーテルローの戦いで破った人で、イギリスでは英雄な訳です。ワーテルローはフランス語読みで、英語ではウォータールーです。最初にウォータールーと聞いた時、ロンドンにはその地名があるので、へーナポレオンはイギリス本土まで来たのかと思ったのですが違ったようです。ヨーロッパは言葉が多くて困る。ウェリントン公爵は最後は総理になったらしい。

美術品の収集にも興味があったようで(こう言う人はなぜか多い、地位と名声と手に入れた後は芸術を愛するもののようだ)、ルーベンス、ゴヤ、ヴァン・ダイクの絵があります。あまりにも絵が多いので禄に見ないで歩いていたところ、オーディオ・ガイドを聞いていたらそういった画家の名前が出て探したというのが本当のところ。しかし、絵が多いとその中に巨匠の絵があってもありがたみが減る気がする。

食堂のテーブルの上にある食器などは立派でした。中は撮影禁止。
その後は、隣にあるウェリントン公の戦勝記念アーチに登ります。

ロンドンの中心が多少見えます。このエリアはロンドン観光の中心とも言えるので観光客が多い。個人的にはロンドン中心よりも郊外のほうが楽しいと思います。

帰宅は2時半なり。