2009/03/14

Polesden lacey

今日はポレスデン・レーシーに行きました。ここはナショナルトラストの施設の中でもトップ5に入る人気で、年間の訪問者数が20万人を超える所です(年間20万って開いてない時期もあるから月に2万人、一日平均800人?多いな)。

ビクトリア駅から50分のボックスヒル・アンド・ウェストハンブル駅までは一時間に一本電車が出ています。適当に行こうと朝起きたら、水が出ない。以前もあったが今日もまた。とりあえずポーターに聞いたところ、10時には復旧するよと、全く悪びれることなく答えが来ました。素敵な国です。大分慣れてきました。9時過ぎには復旧したので朝ごはんを食べて出発の準備をして10時半の電車に乗り込みます。



到着後は歩きます。駅からポレスデン・レーシーまでは2マイル(3.2キロ)。30分強というところ。大分、らっぱ水仙も咲き始めたようです。まだ寒くて手袋をしてますけど、春が近いようです。

ロンドンの南部の通勤圏は、所謂高級住宅地が多いのですが、この駅周辺はなぜか田舎で家畜が多い。

駅から歩いて暫くするとポレスデン・レーシーの敷地に入ります。敷地は大変広く、中を10分程歩かないと建物まで着きません。もちろん車で来る人は建物近くに駐車場がありますがね。我が家は相当変なところから入ります。

こんなところを通って、

更にこんなところを通って、

やっとメインの建物が見えてきます。

外観だけからはこの施設が大人気の理由は分かりません。先週訪れたノールのほうが重厚、立派に見えます。

とりあえず、中に入ります。中の写真撮影は禁止されているので転載。建物は1824年に建てられ、その後改築されています。

ボランティアで説明してくれる女性によれば、この館は前国王のジョージ6世とその奥さんエリザベス(現エリザベス女王の両親)が新婚旅行で訪れています(新婚旅行はその後も続いたようですが)。新婚旅行のときは即位前なのでヨーク公爵。イギリス王家のシステムがよく分からない。現女王の旦那はエディンバラ公だが、孫のウィリアムは役職が無いのかな。

ポレスデンはサクソン語だそうな。1960年代に火事で少し燃えているらしい。

確かにここの中は素晴らしいです。豪華な調度品(壺、絵画、陶器)、装飾品(シャンデリア)、やフランス風の部屋など。とりあえず、一階部分を見ただけだが疲れてきたので、カフェに行きお昼を食べます。6部屋くらい見ましたがどの部屋にもボランティアのお婆さんがいて色々教えてくれるのだが英語の聞き取りに問題がありまして・・・。お爺さんは本人よりもずっと古いと思われるピアノを弾いてました。本日のスープは人参とコリアンダー。玉葱、セロリも発見できました。こちらは細かく刻まれて入っています。

その後はショップを訪れます。欲しいデザインのカップを見つけるも、持ち帰るのが難儀なので断念します。散歩して庭を見たり。

トピアリーもあります。

再度建物の中に入って今度は2階を見ます。その後は適当に帰ります。とりあえず、敷地の中で散歩道になっているところを歩きます。しかし、簡単な標識はあれども、道にはなっておらず日本人としては方向に迷うところ。前を歩いている人について行きます。

道なき道を歩きます。この道は馬も歩きます。徒歩専用の道は分かりづらく途中で民家に突入したようで、何か御用?と聞かれたので、どうやら迷子になったようですと答えておきました。

帰り道の途中にはナショナル・トラストの別の施設であるwesthumble教会があります。

といってもその教会の残骸というか壁が少し残っているだけです。歴史も書かれていないから詳細は不明。

4時半の電車で帰宅は6時なり。