今日は奥さんは乗用車の教習の予定でしたが先生から朝に電話があり、風邪を引いたとのことでお休みとなりました。ということで外出します。訪れた先はチャートウェル。サー・ウィンストン・スペンサー・チャーチルの自宅です。有名なチャーチル首相が人生後半の40年を過ごした邸宅です。このおじいさんは大変有名ですが、生まれも育ちも功績も大変立派な人で彼に纏わる観光地はたくさんあります。例えば彼が生まれた宮殿は世界遺産となっています(まあ、そのくらい立派な家に生まれたということです)。
彼の最後の家はケント州でもロンドンにかなり近いところにあります。
自宅を10時すぎに出発。イースターのせいか駅が混んでいる気がする。電車に1時間弱乗り、セブン・オークス駅へここへ来るのは3回目です。この駅からバスに30分乗るとチャートウェルに到着です。イースター祝日のせいか混んでいます。到着後、邸宅を見学しようとしたら時間制といわれ、1:30まで待つことに。邸宅の見学前に庭や離れを見ます。
春らしくいろいろな花が。こちらはスノードロップ、待雪草とも言うらしい。もちろん私が知っていたはずはない。
この花は…全然分からない。ガーデニングの国は奥が深い。
最近の奥さんは頻繁に空腹になるようで持ってきたお握りを食べます。
春ですなあ。セータの上にウィンドブレーカを着てますけどね。白人は早速Tシャツです。絶対にこいつらの体感温度はおかしい。
入り口から5分ほど歩くと家が見えてきます。
チャーチル氏はイギリスで大変評価が高く、BBC主催の偉大なイギリス人コンテストで一位だったのですが(この間のダーウィンは四位)、業績もさることながら割と家庭人で趣味を楽しみとのこと、ようは仕事だけではいかんということのようです。子供は5人いるしな。で、そのチャーチル氏の趣味がこちらの離れにあるアトリエ。
すなわち絵画です。部屋を埋め尽くすくらいの絵がありまして殆どは彼によって描かれています。話を聞くと50枚以上あるとか、どこかの通りを書いたのが一番初めとか。色々聞いたがあまりに先方の英語が達者なためよく分からない。
次は庭を歩きます。チャーチル氏はこの邸宅を購入、改築して住んだようで自分で塀を一部作ったそうな。それは大変に立派な人ですね。
残念ながら今日は曇り時々小雨です。この国で晴れるのは僥倖に近い。
これは実家にあるやつです。椿ですね。
桜が咲いています。まだまだ寒いのに。
1時半になったので家の中に入ります。広い2階建てです。こちらが正面。
ここを訪れた有名人、すなわちアメリカ大統領トルーマン…後は忘れた…の記帳をみました。それから図書館、仕事場、など全部で何部屋あるのかよく分からないが大変広い部屋です。こちらはリビング。広い家に住むのは良いことですね。
その後はレストランへ。スコーンと今日のスープを食してみます。スープはトマトが基本でその中によく分からない野菜群が粉々になって入っています。まあまあですね。スコーンはかなりレベルが高い。これまでのスコーンと比べてもトップレベルですな。悪魔のクリームと一緒に食べます。合計で9ポンドなり。
二時間に一本のバスに乗って帰ります。