2009/04/12

Eltham Palace

まだイースター休暇は続いています。グリニッチ近郊にあるエルタム宮殿に出かけます。イースターで皆様の仕事が休みなのは良いことですが、左翼的な傾向のあるこの国においては、公共交通も祝日は休みがち。よって、ロンドン近郊の電車は運休、代替バスが相次いでます。本来ならば家から直通電車で行けるはずなのに、わざわざ一度乗り換えて目的の駅に行きます。近いからどうでも良いが。



エルタムに来たのは初めてですが、この辺はロンドン通勤圏のようです。駅から歩くこと10分ほどでエルタム宮殿に着きます。この辺は大きく綺麗なお宅が多くあり、お金持ちエリアと思われます。




この施設はイングリッシュ・ヘリテッジ所有の建物なので、入り口で会員証を見せて中に入ります。結構混んでいます。50%は白人お年寄り、45%は白人若者・中年、5%はそれ以外という感じ。イースターだから皆おでかけか。

中は撮影禁止なので写真はありませんが、上のようなアール・デコと呼ばれる芸風のようです。エルタム宮殿は宮殿と呼ばれてますが、元宮殿で、王族が使っていたのはずーっと昔で14世紀の話です。エドワード2世、かの有名なヘンリー8世等が住んでいた様です。その後、大金持ちの庶民(日本語が変だが)が古い宮殿(その頃にはあまり残っていない)の横にアール・デコ調の家を建てたというのが歴史です。昔の王様が使っていたほうはホールなどが残っていて、ホールの天井はイングランドで三番目に大きいとのこと。一番大きいのはウェストミンスター議会、二番目はハンプトンコート宮殿とのこと。我が家も大分旅行したようで、全部見ました。

1930年くらいの建物なので、随分綺麗です。お金持ちの家らしく部屋も沢山で凝っています。電気がある時代なので電球の配置が素敵でした。

一時間ほど見学した後は庭に出ます。どこまでか分からないくらい広いです。そして昔の王宮の跡が残っています。

このエリアは緑が多い。歩き回ると帰れなくなりそうなので適当に戻ります。

お堀から見た宮殿。

その後は紅茶を飲んで撤収。
街にある教会。古そうですが観光地ではない。この国は観光地ではないが古い建物が多い。