ということで、普段は地球の歩き方のみを持っていくのですが、今回は「まっぷる」なる雑誌を購入、プラハとウィーンが紹介されています。でもこれ金があって暇がないOLが対象みたいでな雑誌で、高いホテルとか最高級のレストランが紹介されていて、我が家に必要な移動手段が全然載ってないのだが・・・。
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ロンドン・スタンステッド空港を朝6:15発の飛行機でプラハ・ルズィニエ国際空港へ行きます。
朝6:15発・・・空港には2時間前に到着するのが基本ですので、朝4時に空港へ。バスで1時間かかるので朝3時にバスに乗る。という訳で起きたのは朝2時です。前日は8時に就寝。しかし全然寝られん。ということでフラフラしながら出発します。バスの他の乗客も似た状態の人ばかりでしたね。
さすがに朝4時の空港はまだ暗いです。今回お世話になるのは何度も利用したEASY JET。機内雑誌によれば燃料サーチャージは取らないで頑張っているそうな、今後もお世話になります。
飛行機の中で寝ていたらあっというまに着いた。チェコの首都プラハにあるルズィニエ国際空港には9時過ぎに到着(時差は1時間)。曇りで気温は20度後半というところ。結構湿度が高い。空港で現金を下ろします。この国はEUに加盟しているけど通貨は未だにチェコ・コロナ。来る前に調べたところ1コロナは6円くらい。街中にある両替商を調べると1コロナ14円とかで両替してる。それはぼったくり過ぎだろう。
まずは宿泊先のホテルへ行きます。空港から地下鉄の駅までバスで移動。プラハには地下鉄は3線しかないので分かりやすい。駅は綺麗です。旧共産圏にしてはなかなかやるじゃないか。
電車も綺麗です。治安も大丈夫そう。なかなか頑張ってます。
地下鉄の最寄り駅と思っていたところからホテルまでがすごく遠くて、30分ほど歩く羽目に。最寄り駅とホテルの間に公園があって横切れると思ったら公園じゃなくて丘だったため、迂回する羽目に。しかもそのエリアはすごく治安が悪そう。旧共産圏ぽくて味わいがあります。ホテルに到着し、トラムと地下鉄の情報を仕入れて出発。
まず行ったのは中央郵便局。深い意味はないが中心部でトラムを降りたらまずあったから入っただけ。
記念切手が買えると書いてあったが、そんなの英語でも難しいのにましてやチェコ語で言えるわけがない。普通の切手を買って終了。
散策スタート。国立歌劇場の前を通って、
国立博物館の前を通って、
やってきたのはヴァーツラフ広場。プラハの春のときにソ連の戦車がこの広場を占拠し、ビロード革命で民主化したときこの広場には100万人の市民が集まったようです。街の中心にある広場です。
広場にあるチェコの守護聖人聖ヴァーツラフ像。逆光でいまいち写りが悪い。
次は芸術家の家へ。道を歩いているとコンサートの切符販売を目にする機会が多い。この国ではコンサートが頻繁に行われているようだ。高いのから安いのまで沢山。この中のベンチでお昼ご飯を食べます。ロンドンからもって来たサンドイッチだけどな。
そんな音楽の町プラハを代表するのがドヴォルザーク。プラハ出身です。銅像が建ってます。
川向こうにはプラハ城が見えます。プラハの真ん中を流れるのはモルダウ川。今日はモルダウ川の東側を観光。西側には明日行く予定。
川にはカレル橋が架かっています。遠くからでもなかなか立派です。
バラが咲いています。
芸術家の家の近くに美術工芸博物館というのがありまして。それ自体は観光する価値なしと書いてあるのですが、その2階にあるトイレから旧ユダヤ人墓地が見えると書いてあるので行ってみます。旧ユダヤ人墓地の入場料は高いそうです(結局次の日に入ったがな)。
旧ユダヤ人墓地からユダヤ人街に入ります。現在は観光地だが昔はユダヤ人だけが住んでいたエリアだそうな。チェコのユダヤ人で代表的なのはフランツ・カフカ。ユダヤ人街の真ん中にカフカ・カフェがあります。入ってないけど。
カフカの生家は博物館になっています。入ってないけど。土曜日はユダヤ人街の観光地は全部お休み。土曜日はユダヤ教にとっての祝日なので。
こちらはカフカの像。
その先は旧市街広場になります。
旧市街広場の街並み。
旧市街広場に接している旧市庁舎と旧市庁舎の壁にある天文時計。この時計は1400年代に出来たそうで、その時から毎時0分になると機械仕掛けの人形が出てきます。
観光地の広場となれば馬でしょう。
旧市街地広場に立つヤン・フス像。キリスト教的に大事な人らしい。誰かの資料によれば聖職者ヤン・フスは、15世紀にローマ教会の堕落を激しく批判したため異端者としてここで火あぶりの刑に処せらたそうな。
旧市街広場に接しているゴルツ・キンスキー宮殿。旧市街地広場は大変豪華です。ブリュッセルにあるグラン・プラスが世界で一番綺麗な広場といわれていますが個人的にはこちらの勝ち。
旧市街広場に接している聖ミクラーシュ教会。ちょうどミサが終わったようで中に無料で入れました。1735年建設。このエリアは相当古いね。
豪華な内装。
この国ではクリスマスになると鯉を食べるそうです。教会横には鯉にちなんだ噴水が。
ここらへんで0分に近づいたので市庁舎に戻って時計を見ます。同じことを考えている人で混んでます。
針の上にある窓から人形が出てきます。こんな構造を1400年代に作るなんてチェコ人は大したものです。
下は旧市街地広場を代表する建物、ティーン教会。1365年建設。チェコの建造物は上に向かってツンツンしているのが多い。
市庁舎にはスグラフィット装飾があります。木炭と石灰で作った装飾のようです。
次はいよいよカレル橋に向かいます。1400年に完成した一番古い橋だそうです。逆行なのでうまく写真は撮れませんでしたがプラハを代表する観光地、良かったです。
カレル橋はモルダウ川にかかるプラハ最古の石橋で、両側の欄干には30体の聖人像が並んでいます。日本人におなじみのザビエルさんもいました(逆光で写真撮れず)。ザビエルさんの下にはアジア人らしき像もいます。
橋の上は記念品を売る人や絵を書く人が沢山。
プラハはアジア人観光客が結構多い。日本人ツアーは必ずいるとして中国人と韓国人も多い。物価の安さもあるらしいがなんでも韓国映画でカレル橋の恋人とかいうのが昔流行ったらしくその影響か。
トラムに乗ってヴィシェフラドへ行きます。ここは広い公園で中に教会と墓地があります。墓地にはプラハゆかりの有名人のお墓があります。下はドヴォルザーク。お墓にしてはやけに豪華な。
こちらはカレル・チェペック、作家です。他にも音楽家スメタナとか有名人の墓が結構あった。スメタナっちゅうのはチェコがドイツに支配されていてチェコ語すら使えなかった18世紀末から19世紀にかけて音楽を通してチェコの民族的独立を促したという人で日本人でも音楽は聞けばああ、あれねというくらい有名。
墓地の横には立派な教会が。
晩御飯はヴィシェフラド近くのレストランへ。チェコのスープというのがあったので頼んでみます。
メインは鴨とベーコン。もう1つは豚肉。どちらも大そう美味しい。チェコ料理のレベルは高い。2人いた店員のうち、1人はチェコ語のほかにドイツ語が喋れるようで、もう1人は英語が喋れる。英語が喋れる人に頼んだので問題なく注文できた。
そして安い。飲み物を入れても3000円台で食べられる。