2008/08/23

ストーンヘンジ

今日はストーンヘンジへ行きます。歴史の授業でストーンヘンジは習ったが、イングランドにあるところまでは覚えてなかった。

巷ではがっかりスポットとして有名なようですが(石があるだけだらか)我が家はこういうの好きなのでかなり楽しめました。

ストーンヘンジに行くには、ロンドンから電車で1時間半ほどの街ソールズベリーへ行き、更にバスで30分です。ロンドンから200キロ程度。



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朝8時半にビクトリア駅から出発します、往復で一人26ポンド。5000円強です。
途中で電車を2回乗換え。段々イギリスらしい景色になってきます。

ソールズベリーの駅に着いたのは10時半頃です。今日は晴れたり曇ったりのとてもイギリスらしい天気。雨は降らなかった。田舎の典型的な駅です。

駅のインフォメーション・センターでストーンヘンジまでの行き方を聞きます。バスに乗れの一点張り。事前調べでは観光会社のバスと普通の路線バスが走っていて路線バスの方が断然安いからそちらにしようと思っていたのだがバス停がよく分からない。目立つ場所に停まっている観光バスに乗ります。バスでの往復とストーンヘンジ入場券で1人15ポンドなり。

ソールズベリーの街を抜けて野原を走ること30分。ストーンヘンジに着きました。周りには何もありません。平野に突然と現れる感じ。

観光客が一杯です。観光バスも沢山来てます。アジア人多いな。入口でオーディオ・ガイドを借りて出発。といってもストーンヘンジを道に沿って1周すると終わりです。とりあえず、12時なのでシートを敷いて作ってきたお昼を食べます。周りにも休憩している人が沢山。

食べ終わったら、1周します。

オーディオ・ガイドでは一部の石はウェールズから来たとか、3000年以上昔からここに存在してるとか色々説明してますが、
具体的に誰が何のために作ったのか分からないようです。

石の上に石があるが、これは落ちないような細工が施されて(接するところは窪みがあるとか)、大丈夫だそうです。夏至の日と冬至の日には太陽が石の間から昇るとかで、天文学の知識がある人が作ったらしい。更に、直立している石も下3分の1は地下に埋まっているらしい。上にはコケが生えているそうな。そして石は2種類とかあるようです。
とか何とか説明しているが、肝心な誰が何のためには何も分からないそうです。
4000年前に作られた世界の謎の1つです。歴史的にはピラミッドと同じくらいの古さ。日本でこれに匹敵する遺跡は・・・思いつかないな。

19世紀までは、きちんと管理されなかったため全体の40%ぐらいは失われているようです。見る角度によっては円形だけど実際にはそうでもない。ガイドによると「ストーンヘンジに初日の出を見に行く」のが流行っているそうな。
富士山初日の出の暴走族ですか?

青い石の方がもう1つと比べると常に暖かいそうな。どちらが青い石なのかも分かりません。

午後1時半頃にはバスに乗ります。次はオールド・セイラムに行きます。こちらは1100年代に城があったところ。まあ、ストーンヘンジからバスで10分なので行ったが、遠かったら行かなかったと思う。イギリスでは歴史的な観光地はナショナル・トラストという団体が一括管理してまして政府ですら何も言えないようです。地方に行くとナショナル・トラストの管理している旧貴族の館と庭園(みんな税金が払えなくて手放すらしい)が山ほど見られます。

丘の上にあります。バス停から徒歩で10分ほど。

お城は土台しか残ってませんがな。


景色が良いですなあ。バスの中のガイドが言ってたが現在は草原だが大昔は森だったそうです。農地にしたということか。


バスで街に戻ってきて2時半くらい。本当はウィンチェスターの街に行こうと思ったのだが、まだソールズベリーの大聖堂を見ていないので今日はこの街だけを観光します。街の中心に戻って市場を歩きます。

続きまして、大聖堂へ。こちらは尖塔の高さがイギリス1の聖堂です。その割には地球の歩き方ヨーロッパやロンドン版には説明が出てません。大体、ストーンヘンジ自体も出てないし。日本人は来ないのか。

大聖堂正面。立派です。入場料は2人で8ポンドなり。後で気づいたが実は無料でただの寄付だったようです。まあいいか。

最初の大聖堂は1075年から30年足らずで完成したそうな。ここではボランティアの人たちが大聖堂の中の案内をしてくれます。英語は半分くらいしか分からなかったけど。

機械時計が大聖堂に設置されてます。1300年代ので最も古い機械時計のようです。針は無いらしいけど。

前面の木は13世紀、後ろは19世紀。

部分的に修復が入っているので一部のステンド・グラスはここ10年以内のものらしい。

この回廊の奥にはイギリスに4つしか現存しないマグナカルタの1つがあります。他の2つは大英図書館にあり、後はどこか(忘れた)。ソールズベリーのマグナカルタが最も保存状態が良いそうです。そして確かに綺麗に保存されてた。でもラテン語は分からないから、そもそも読めないがな。

マグナカルタが何か知らない人はこちらを。


ソールズベリーの街並み。大変きれいな街です。イギリスらしく1300年代の家が残っていて歴史を感じます。

5時過ぎの電車に乗ってロンドンに着いたのは7時ごろです。一日旅行先としてちょうど良いかと。