出発前にインターネットでウィーンの情報を探していたら、誰かがウィーンはヨーロッパの中心ですと書いていたので、そんなにすごいんかいと思って観光スタート。
ウィーンの旧市街はリンクと呼ばれる1周4キロの円形の道路の中にあって、その中を歩くと大体の観光地を周ることが出来ます。そしてリンクに沿ってトラムが走る。
まずはシュテファン寺院へ向かいます。モーツァルトが結婚式を挙げたところらしい。オーストリア最大のゴシック建築物だそうな。下の写真で異教の塔と呼ばれる左右の塔と入り口は、現存する最も古い部分で13世紀に建てられたそう。左の塔は修理中。このエリアはスリの巣窟だそうですが何も起きず。
観光客大集合という感じで混んでます。1ユーロで日本語の音声ガイドが聞けたのでまずはそれを聞きます(全然覚えてないけど)。
何で日本語で寺院というのか良く分かりませんが(教会とか大聖堂というのが普通じゃないかと)、ここは規模は中くらいですが、細部が相当凝っています。
内部を回るツアーに参加すると地下で皇帝の内臓が入った壷が見られるようです。 そしてエレベーターに乗ると上から景色が見られるらしいのだが、まあそこまでしなくてもと中の見学だけ。
屋根にはハプスブルク家の鷲のモザイクがあります。
シュテファン寺院の前の通り。この辺りはウィーンの中心です。
持ってきた「まっぷる」によるとウィーンは建築物が沢山あるようでそれらを散歩しながら見学します。下はドイツ騎士団の館。普通の建物にしか見えないが。
次の建築物はアメリカン・バーなる建物。1909年作成。アドルフ・ロースらしい、不必要な装飾を除いた機能的で美しいフロントだそうです。
オーストリアは結構GDPが高そうです。フェラーリを発見。
可哀想に。駐禁を取られています。このフェラーリ。
シュテファン寺院の近くにあるグラーベン通り。奥に見えるのは建つペストの死者のための慰霊碑(頂上が金のやつね)。
グラーベン通りから少し入ったところにあるペータ教会。ペーター教会は、カール大帝が792年に建設させたといわれている教会です。
オーストリアではお祈りしている人がいるのにフラッシュ付きで写真を撮るおばかさんが結構いるのにびっくり。お祈りしている人もいるのにそれはまずいだろ。我が家はフラッシュ無しでこっそり撮影。
アドルフ・ロース作、マンツ書店。1912年完成。
アドルフ・ロース作、ロースハウス。1909-11年完成。今となっては特になんとも思わないが出来た当時は斬新なデザイン??
ハウスブルグ家の王宮。最盛期は欧州で英仏以外は殆どハウスブルグ家の勢力下にあったとされます(13世紀から20世紀初頭まで。最盛期は16世紀)。この王宮は部屋数2600とされています。ここはミヒャエル門。
王宮の前には馬が。1回くらい乗ってみても良いがお値段がね・・・
王宮入口の像
王宮のチケットは3つの観光地がセットになってまして、食器博物館とシシーの愛称で呼ばれていたフランツ・ヨーゼフ1世の奥さんでエリザベートに関する道具がある博物館、最後が王宮。
これは・・・よくある人気のない博物館を人気のある博物館と入場券をセットにして無理やり回らせる作戦か・・・ということで、最初は食器の博物館。
残念ながら王宮は楽しめるが、その他の2つはまったく面白くない。大体食器を数千枚も見てどうする。ここは見ないでさっさと先へ。王宮内を2時間ほどかけて見終わった後は外へ。王宮はフランツ・ヨーゼフ1世とその妻エリザベートを中心に説明されていました。
王宮周辺は王族関係の建物が多い。王族専用の礼拝堂も見学。王宮の横には新王宮。このベランダからヒットラーがオーストリア併合を宣言したそうな。それは興味深いが中に入るには疲れているので写真だけ。
王宮などがある広場の入口ブルク門。
ブルク門を抜けるとそこは自然史博物館と美術史博物館、そして現代美術の美術館があるエリアになります。そのエリアには国母と呼ばれるマリア・テレジア像。東西南北を向いて騎士が守っています。
美術史博物館は建物自体が大変立派。
疲れたのでビールを飲んで一休み。チェコと比べると物価が高いと思うけど、コロナやユーロを円換算して考えると良く分からなくなってくる。ポンドと比べたら安いに決まってるので深く考えずに休憩時はビールです。
下はレンブラント。
下はフェルメール。オランダはハーグでも見ました。好きな画家です。絵を見るときは、絵自体も大事ですが、美術館のあり方が大事ですね。ハーグの美術館は広すぎで混みすぎもせずゆっくり見られたので印象が良かった。ここも良い美術館です。ゴッホ美術館とかは大量の絵が連続してかけられているので疲れる。
下はルーベンス。
下はブリューゲル。雪中の狩人というらしい。英語ではThe Hunters in the Snow。Snowを雪中と訳したり、Hunterを狩人と訳したり、日本語は語彙が豊富だ。
下は農家の婚礼。左の絵。昔美術の教科書で見た気がしなくもないが。
こちらはベラスケス。初めて見た。初めて知った。奥さん曰く、昔日本にも来たしその時は大混雑だったらしい。ここはまったく混んでいません。
美術史美術館の床。床も凝っています。
トラムに乗って市立公園に向かいます。ここには彫像がいくつか置いてあります。下はシューベルト。
ロンドンもそうですが、外人は天気が良い日は芝生で寝る。虫が少ないからだね。でもウィーンは日本と同じくらい蠅がいたけど。
ブルックナー。誰だっけ?よく知らない。
ヨハン・シュトラウス。誰?
ウィーンにはオーストリアのガウディと呼ばれる建築家(最近亡くなったらしい)、フンデルト・ヴァッサーの建築もあるようで次はそれを見に行きます。
ガウディの建築はバルセロナで沢山見たのですが、確かによく似てます。
フンデルト・ヴァッサーが建てたもう1つの家、クンスト・ハウス・ウィーンまで歩きます。徒歩10分。
建物の内部。
次はウィーンのお菓子、ザッハートルテを食べます。まあ東京のお菓子のほうが美味しいに決まってますが名物は食べておかないと。150年ほど前と同じ作り方のようです。日本人が相当訪れるようで、店員さんはそれなりに日本語を使います。
まあ伝統を食べてるってことですね。さほどうまいとは思わないが。表面にザッハーと書いてありますね。
ホテル・ザッハーの内装。我々が行ったのは5時くらいだったので大分空いてました。
小腹が空いたので昨日と同様にソーセージを食べます。この辺りでは露店で沢山売っています。
1898年オットー・ワグナーの設計によるマヨルカ・ハウス。
マヨルカ・ハウスの近くにあるホテルに泊まりました。かなり大きなホテルだったので朝ごはんのときに昼用のサンドイッチを作っても問題なし。日本人の宿泊客も沢山いた。今日は暑かったので、6時には部屋へ撤収。晩ご飯はスーパーでサラダを購入し、ホテルの食堂で。