2008/12/14

Standen

今日はナショナル・トラストが管理しているスタンデンへ行きます。昨日も出かけているため朝早くに起きられず止めようかとも思ったが折角なので出掛けます。折角というのはそろそろ年末が近く、ここで行っておかないとナショナル・トラストが冬休みに入ってしまうため今行かないと三月まで行けないのです。




家を朝10:00に出発。電車で一時間のイースト・グリンステッド駅へ。ここを訪れるのは三回目。一回目は蒸気機関車、二回目はプーさんの村です。前回来たときに見た猫がまたいます。寒いためか暖房の前に座っています。駅員に飼われているようです。


日曜日は田舎はもちろんロンドンでも電車やバスの本数は減ります。普段は一時間に二本の電車が一本しかありません。しかも駅からバスへの接続が悪くて、一時間に一本のバスは我々が駅に到着する10分前に駅を出発するという有様。駅でバスを50分待つのは嫌なので気温数度を考慮しタクシーに乗ります。駅から2マイル、7ポンドなり。タクシーは早いし、目的地へ直行するし、待たないし、快適です。

やって来たスタンデンは前に訪ねたレッド・ハウス同様、デザイナーのウィリアム・モリスと彼の会社が1984年に建てたデザインがステキな家です。本によれば彼の作品の中でもこの屋敷が最も保存状態が良いらしい。


ここはウィリアム・モリスが弁護士の人に頼まれて建てた家です。なぜか浮世絵が沢山ありました。そして彼独特の壁紙、窓枠、居間などを見ます。クリスマス仕様が素敵です。この銅製の燭台の図柄がって言われてもよく分かりませんがね。暖炉のデザインも全部屋で違うようです。中は撮影禁止なので転載した写真でも。








建物を見た後は庭を歩きます。昨日は一日中雨、今日は霧です。濃霧です。地面がぬかるんでいて歩きづらいためさっさと退散。






その後はお昼を食べます。スコーン、紅茶、パンが付いた本日のスープで10ポンドなり。今日も我々は唯一のアジア人です。郊外、特に裕福な郊外は白人しかいません。


ほとんどのナショナル・トラストにはショップが付いていてそれぞれ独自の物を売っています。普段は買い物はしないのですが、今日は前々から探していたお盆で丁度良いサイズを発見したので購入。更に食事用のテーブル・クロスを2枚購入。どちらもモリスのデザインです。


他には今度の金曜日に行われるボランティア先のクリスマス・パーティ用にスパークリング・ワインを購入。イギリス人の家に行くので何を買うべきか迷ったがこれなら大丈夫かと。調子に乗って自分用に地ビールも購入。しめて6千円なり。


帰りもタクシー。5ポンドなり。タクシー往復は贅沢な移動で癖になりそうだ。いかんいかん。電車で一路ロンドンへ帰宅は4時なり。既に真っ暗。冬至が過ぎるのが待ち遠しい。