2007/08/29

オックスフォード観光その2

オックスフォードの街は大学を中心にできていますが、大学が全てというわけでもありません。大学以外にも色々見るべきところはあります。大学に関連したものばかりですけど。



観光バスに乗っていたところ、いきなり「ここは不思議の国のアリスがお菓子を買いに来たお店です」と言われました。
アリスショップ入口前の看板


何のことか分かりますか?正直、私はなんのことかまったく分かりませんでした。鏡の国のアリスの作者ルイス・キャロルはここオックスフォードのクライスト・カレッジで数学の教職についていたようです。その当時の学長の娘にアリスという少女がいて、その女の子がルイス・キャロルにお話をしてとせがんだ結果、不思議の国のアリスが生まれたそうです。このアリス・ショップは当時少女だったアリスが実際にお菓子を買いに来たおみせだそうです。・・・アリスが実在の人物だったということが初耳です。ハンプティ・ダンプティらしきピアスが売っていましたがどういう関係があるのだろう?
ちなみにここだけは日本人が多かったです。大学生と思われる日本人の大群に遭遇しました。向かいのクライスト・カレッジではあまり日本人はいなかったけど。
ブラックウェル
トリニティ・カレッジやベイリオル・カレッジがあるところは広い通りになっていてちょっとした町の中心なのですが、そこにはなぜかブラックウェルの店がいくつもいくつもあります。ブラックウェルというのは学術関係の書籍やジャーナルの出版元でして、学生だったときやその後もたびたび悩まされた非常に思い出すのもいやな出版社です。なぜここにブラックウェルがあるのかと思ったら、オックスフォードに本社があるそうです・・・。折角なので入ってみました。専門書だらけかと思ったら小説や語学の本などが充実していて普通に楽しめました。
Blackwell正面


オックスフォードにはOxford University PressとBlackwellがあり、ケンブリッジにはCambridge University Pressがあります。どうやら私がこれまでに勉強してきたことはこの2つの都市の出版社で全て済むようです。
トリニティ・カレッジ



オックスフォードの街はこんな感じの彫像が町や大学のいたるところにあります。これはシェルドニアン・シアター前にありました。


世界中にこの名前の橋があるらしいのですが(ケンブリッジでも見た)、特筆することは何もありません。中心街を歩いていれば見つかります。
ため息の橋


ランドルフ・ホテル、アフタヌーンティーで有名です(時間が無くてできませんでした)。

ラドクリフカメラ
シェルドニアン・シアターの裏にある建物。住居だったようです。

恐竜などの化石は良いのですが、大量の昆虫が生きたまま飾れているのは、食欲減退を招きました。
Pitt Rivers博物館


ラドクリフカメラとため息の橋の隣にある教会で結婚式が行われていました。こちらの結婚式は当たり前ですが教会式でイギリス人が結婚式でどういう服装をするのか良く分かりました。


マートン・カレッジ
ここは現皇太子殿下が卒業なさられたカレッジである意味でオックスフォードで一番古いカレッジです。ここは無料でした。珈琲でも持ち込んで広い庭に座っていると何かを悟れそうです。




Carfax
クライスト・カレッジやオックスフォード博物館の近くにCarfaxという建物があります。これは数百年前に教会だった建物でそのご紛争などを経た結果、この建物だけ残ったそうです。中に登ることができます。一人2ポンド。

上から見た風景。オックスフォードは高い建物は教会くらいしかありません。近代都市ではなく、過去に属する都市です。

ボドリアン図書館
中は未公開で、一部の見学もツアーに参加しないといけないため、こちらでは何もしていません。記憶も途切れがち・・・


アッシュモリアン美術館
それほどの印象なし。マティスの絵があったのだけど思い出せません・・・芸術に対する知識の無さがでます。

ベイリオル・カレッジ
現皇太子妃雅子様が通われたカレッジ。非常にきれいなところです。オックスフォードの中心地にあります。トリニティ・カレッジの隣です。一人50ペンスでした。




今回泊まったホテル


今回泊まったホテルは駅とバスセンターの間にあってとても快適でした。1日目は週末のため90£、2日目は85£でした。ちなみにその隣には私も受験したことがあるUniversity of Oxford Said Business Schoolがあります。他のカレッジと比べてえらく綺麗でした。歴史はなさそうだけどかなりお金持ちの学部だそうです。
毎日晴れました。8月後半の晴れの日は半袖で行動できます(朝晩は長袖が必要ですけど)。曇るととたんに涼しくなります。

2007/08/28

オックスフォード観光その1

8月27日の月曜日はバンクホリデーという祝日です。8月27日が祝日なのか、8月の最終月曜が祝日なのかは分かりませんが。3連休になるのでオックスフォードに行ってきました。



ケンブリッジからオックスフォードへは30分おきにバスが出ていてバスが一番安いらしいです(2人で往復30ポンド)。所要時間は3時間強というところです。オックスフォードはケンブリッジと同じく大学町で大学が町の中心にあり、そこから放射状に街が広がっています。今回は街の中心に宿を取り、観光することにしました。観光といえばやはりこのバスですね。
Sightseeing Bus


ケンブリッジにもありました観光バス、非常に便利です。何回も乗降りすることができて10分おきくらいに来るので色々なところを見ることができます。乗っている間に日本語で街の案内も聞けますし。でも乗っている日本人を見たことがないなあ・・・
朝の9:30にケンブリッジを出発し、1時前にチェックインできたので早速、バスチケットを買って街の観光に出ました。来る前に調べたところオックスフォードには30を超えるカレッジがありますが、時間がない人はクライスト・カレッジとニュー・カレッジとモードレン・カレッジの3つは最低見るほうが良いと書いてありましたのでそこら辺を中心に見ています。
クライスト・カレッジ
クライスト・カレッジはオックスフォードのカレッジの中で最も大きくてある意味では最も古いらしいです。ある意味ではというのはカレッジは運営が始まった年を基準とするか、設立の許可が下りたときを基準とするかで最も古いカレッジが変わるからだそうです(by観光バス)
Christ College入口


クライスト・カレッジは数あるカレッジの中でも大学と教会が共存する数少ないカレッジです。
奥に見えるのはChrist大聖堂です


Christ Collegeの中庭


チャペル


チャペルの窓は基本的に聖書を題材としたステンドグラスになっています。

日時計


クライスト・チャーチの特徴としてはなんといってもルイス・キャロル(後述)。それとホールと食堂がハリーポッターの撮影に使われていることです(ハリーポッターを見たことはありませんが)。
ホールの天井


モードレン・カレッジ
カレッジは大学であって観光地ではありません。なので、観光客のことよりも学生のことを優先します。このカレッジは初日、2日目ともにしまっており、3日目になってやっと開いていました。
入口


下は1700年代に建設された学生の住居


1400年代に作られた廊下


回廊


彫刻はどれもこっています。



現在も使われている食堂


オックスフォードの中心部は観光客で混んでいます。このカレッジは中にカフェを持っていて、しかも知られていないのか、空いています。軽食しか食べられませんがゆっくりできるのでお勧めです。テラスではパンティングも見れますし。

パンティング
オックスフォードもケンブリッジ同様に街中に河が流れているのでそれを利用したパンティングをすることができます。パンティングに関してはケンブリッジの圧勝でしょう。ケンブリッジのパンティングは様々なカレッジを裏から眺める、美しい自然を鑑賞するといった楽しみがありますが、オックスフォードのパンティングはそこまでのはありませせん。それからなによりもパンティングに関わる人の事務レベルが大層低く、船は余っているのに待っている人は行列という体たらくです。

ニュー・カレッジ
ニュー・カレッジに関してはなんの事前情報も無く行ってしまったのですが、ここも歴史あるカレッジです。

入り口は入り口に見えないくらい小さいのですが中に入ってびっくり。広い。
特徴的なチャペル



回廊




広いです。カレッジというと日本では大学にあたるのでどうしても校舎を中心としたのを想像してしまいますが、こちらでは教会、住居からはじまり、図書館、庭と続くので日本でいう大学よりも規模が極めて大きいです。