2008/11/30

ハイデルベルク

二日目はハイデルベルクへ行きます。午後7時の飛行機でロンドンに帰ります。



観光するところを事前に調べたが、シュツットガルト自体は見る場所があまり無い。インター・シティで50分ほどのところにハイデルベルクという街がありそこにはお城があります。日本人ツアーも訪れる場所のようです。
シュツットガルト9時半の電車でハイデルベルクへ。電車で50分といいながら実は100キロ弱あるようです。

ドイツの電車はかなり速い。これでもインター・シティと呼ばれる都市間を走る急行です。新幹線と速さを競っているICEとは別物。車窓からは雪が見えます。内陸部は寒いのう。
ハイデルベルクに到着後、駅からお城へはタクシーで向かいます。タクシーでお城にさっさと行き、帰りはお城から街の中心を回って駅まで帰ります。旧市街は小さいので徒歩で十分に周れます。タクシー代は10ユーロ也。
ハイデルベルク城は13世紀から建設が進められたそうですが、17世紀の戦争で相当破壊された模様、その一方で第2次大戦の戦火は来てないようで、城と街並みは古いままです。

お城に到着。ここで奥さんが驚きの一言。
「前に来たことある」
前に奥さんのお母さんと旅行した時に来たことがあるようです。おいおい、ハイデルベルクという街があってそこに城があるようだと言ったのは自分だろうに。城を見るまで来たことがあることに気付かないのか。これだからツアー旅行は駄目だ。バスで来て城だけ見てバスに乗って次の街に言ったらしい。それでは覚えてないわけで。そんな訳で奥さんにとっては2度目ですが観光します。
こちらはゲーテ記念碑。ゲーテは8回ハイデルベルクを訪れているそうです。落書きがあるところは民度の低さを表している。

こちらはエリザベス門。王様が奥さんを喜ばせようと一晩で作った門だそうです。

お金を払って橋を渡って城の中庭へ向かいます。
城門塔。壁には二人の巨人とこの地域の古い名前プファルツの象徴であるライオンがいます。

本来はライオンが盾を持っていたはずだがフランス軍が17世紀に持って帰ったそうです。

門扉には鉄の輪がありますが、ここには噛み跡のようなのがあります。

中庭に入ります。左側にはルプレヒト館。600年ほど前のゴシック様式の建物です。

入口には二人の天使の像が掛けられています。残念ながらツアー以外では入場不可。

次はフリードリッヒ館。メインの建物です。

16体の銅像が正面の壁に並んでいます。

ハイデルベルク大学を創設したルプレヒト一世、

オットー・ハインリッヒ館を建てたオットー・ハインリッヒ。

フリードリッヒ館を建てたフリードリッヒ4世。

テラスから街の景色が一望できます。日本人ツアー客を発見。おばちゃんがビューティフル・ビューとか言ってました。韻を踏んでいてなかなか良し。ハイデルベルクは古城街道とかロマンチック街道を訪れる日本人が結構来るそうです。市の調査によるとこの街に訪れる外国人で二番目に多いのが日本人、ただし平均滞在時間は0.7日だそうな。日本人移動早すぎ。

このお城の有名なものとしてワインの大樽があります。1751年作成。結構大きいねえといいながら写真を撮ります。

と思ったら本物はその裏にありました。大きすぎだろ。写真に収まらない。

こちらは樽を作成したときに使われたコンパスとカンナ。そして王様に仕えた道化師だそうです。

建物の右側は1764年の落雷で炎上したらしく壁しか残ってません。無料の博物館があります。ここは中を素通り。

こちらは火薬塔。塔が激しく裂けています。火薬が一杯のところに火が点いたわけですね。ゲーテがこの風景を描いてその結果訪れる人が急増したところです。

お城というよりは丘にある建物群といったところ。次は周辺を散歩します。ハイデルベルクの街並みが見えます。

お城見学の後は街まで降ります。ケーブルカーに乗ろうかと思ったら係員の人が歩いても5分で降りられると教えてくれました。さすがドイツ人親切です。

コルンマルクト広場に着きました。ここでもクリスマスマーケットが行われています。

中心街のハウプト通りを歩きます。

昨日は飲まなかった赤ワインに挑戦します。確かにこれは体が温まる。写真撮り忘れた・・・

ソーセージにつけるケチャップは業務用。

歩いてマルクト広場へ行きます。ここには聖霊教会があります。中でしばし休憩。結構新しそうな教会です。

マルクト広場のすぐ近くには騎士の家(ツム・リッター)があります。1592年建造でフランス軍に壊されなかった唯一の建物だそうです。現在はホテルになっているようです。このエリアにも少し日本人がいます。

ホテルの看板。

謎の像があります。後で調べたらサルの像だそうです。お決まりでいくつか物語があるようです。知らない。

川のほとりにあるアルトブルッケを見ます、工事中でした。

次はステーキが入ったサンドイッチ。

ハイデルベルク大学はドイツで最古の大学。大学前の広場もマーケットと化しています。

ハイデルベルクからシュツットガルトからは再びインター・シティーで戻ります。しかしこの電車がなんと10分遅れで到着。どうしたドイツ!電車が時間通りじゃないなんてどこかのイタリアみたいじゃないか。で、10分遅れで来た電車に乗ります。我が家は二等車なのですが、この二等車が物凄く豪華。さすがドイツです。まあ、往復で一人6000円弱だから高いけどな。

2等車なのにステキなシート。

シュツットガルトに着いたのは予定よりも20分遅れています。田舎空港だから大丈夫だろうと高をくくって1時間半前に空港到着予定だったので結構ぎりぎり。急いで空港駅行きの切符を買います。出発の1時間前到着ってやばい気がする。飛行機乗り遅れは勘弁。
で、空港到着後急いでチェックインします。どうやら田舎の空港だったようで一時間前に到着しても全く問題ありませんでした。フライトアテンダントのお姉さんが、6時40分までに出発カウンターに来てください(現在6時)、時間は十分以上にありますねと言ってました。次は余った時間を利用して電車の中で書いた絵葉書を出すべく切手を探します。さすがドイツ、切手の自動販売機が空港内にあります。でも日本までの切手代が分かりません。隣にあった空港案内所で切手代を聞きます。さすがドイツ。係りの人は分からなかったら電話して値段を聞いてくれます。これがどこかの役立たずなイタリアやイギリスだったら知らないわで終わってたはずです。今回もドイツはきちんとした国です(どうも近くのイタリアと比べてしまう)。

帰りは7時発のジャーマン・ウィング。ロンドン到着は8時半。自宅に着いたのは10時頃です。このくらいに帰ってくると楽です。

2008/11/29

シュツットガルト

週末はシュツットガルトへ行きます。シュツットガルトに関しては何も知りませんが、ロンドンに住んでいる日本人のブログに依ればドイツでは冬にクリスマス・マーケットが行われ、洒落ているらしい。それに行ってきます。旅行会社のサイトによればドイツでクリスマス・マーケットが有名な場所は何箇所かあって、その中で飛行機代が安かったのがシュツットガルトだったというわけです。



二日とも晴れてよかった。


朝8時の飛行機に乗ります。6時スタンステッド空港着として4時半発のバスに乗ります。起床3時。やはり眠い。バスの中で睡眠。飛行機の中で睡眠。それでもまだ眠い。
シュツットガルトまでは一時間強のフライトです。ジャーマン・ウィングなるドイツの格安航空会社を使います。ヨーロッパは近くて良いのう。飛行機の中から見るドイツ南西部は雪が積もってます。内陸部なので寒そう。
空港から市内までは電車で30分。電車もまめに来るし移動は楽です。こちらは空港駅。

Sバーンと呼ばれる郊外へ行く電車は6線。これとは別に地下鉄やトラムが10本以上、大都市です。

シュツットガルトにはダイムラー、ポルシェなどドイツを代表する世界的な企業の本社がおかれてます。シュツットガルト駅の上にはメルセデスのマークが。

でも、観光地としてはポルシェ博物館とかベンツ博物館とか車にさほど関心が無い私としてはいまいち。ヘーゲルの出生地でもありますが、生家は郊外に行かないとないので無理です。
中央駅についた後、早速ホテルにチェックイン。今回のホテルは高いのだがクリスマスシーズンだからか。その後、トラムで街の真ん中に移動。クリスマス・マーケットを見学します。花が売ってます。

凝ってますなあ。

凝ってますなあ。

お昼ご飯がてらソーセージを食べます。ドイツといえばソーセージです。

次はマーケット内を散策。

マーケットは大混雑です。

果物にチョコレートをかけたのが売ってます。日本でもお祭りで売っているやつです。イチゴのやつを買ってみました。なかなかです。

新宮殿前の噴水。寒さで凍る恐れがあるためか、水は抜かれています。

新宮殿。入ってません。特に何も行われてません。

ザワークラウト、キャベツです。小麦粉の水団みたいなのが入ってます。

混んでます。

白ソーセージを食べます。はんぺん見たいな味です。白ソーセージが大変うまいと誰かが書いてましたが、そこまでではない。むしろソーセージとは違う食べ物みたい。

チョコレートはヨーロッパでは最も代表的なお菓子です。イギリスの結構まずいのだがこちらのはうまい。

胡桃割り人形がいます。なぜいるのか意味は分かりません。

ロンドンよりも相当南に下がったため、ロンドンの日没時間4時半でもまだ明るいです。それでも北海道よりも北らしいが。

寒いわけでスケート・リンクも屋外に出来てます。

暗くなってきたのでビールを買ってホテルに戻ります。就寝は8時なり。そして10時間睡眠。