2008/03/31

9日目 ピサ観光

今日は最終日。朝の電車でフィレンツェを出発し、ピサに入ります。午後5時にはピサから飛行機に乗ってロンドンへ帰ります。


大きな地図で見る




9日目ともなると大分疲れておりまして、前夜は早く寝たのですが、朝なかなか起きられません。
9:20の電車に乗ってピサを目指します。フィレンツェ-ピサ間は電車で一時間ほどでその間にはめぼしい都市もないためフィレンツェで乗り込んだ大半の観光客はピサまで参ります。電車は30分に1本くらいかな。

こちらはピサ中央駅。郊外の駅と言う雰囲気が出ています。
さっそく駅の荷物預け所を探します。そして荷物を預けます。その後、路線バスに乗って一路、斜塔を目指します。事前の調べでは1番のバスに乗れば良いと書いてありましたが、路線が変わったようで赤と呼ばれる路線に乗るようになっていました。知らなかった我々は1番がなかったのでその辺にいたおばあさんに聞きました。おばあさんは大変親切な方で、相当細かく教えてくれたようです。でもイタリア語だったから何も分かりません。やっぱり最後は自分で調べるしかない。

ピサの街並み。疲れてきてまして、他の街との違いが良く分かりません。綺麗な小さい街という感じでしょうか。

やってきたのはミラーコリ広場、手前から洗礼堂、ドゥオーモ、斜塔の順。斜塔は噂どおり傾いています。ここは観光客、修学旅行らしいイタリア人の学生、その人たち相手の商売人が沢山いました。
そしてなんといっても日本人が沢山いました。小さい街だから日本人の団体さんが来ると目立ちます。
ちなみに斜塔は登っていません。予約するか当日でもお金を払えば昇れるのですが階段300段、手摺り無しは疲れきった30歳の体には相当辛い。降りてきた日本人に上からの眺めを聞いてみたところ「せっかくだから、行ったほうが良いわよ」と言われました。残念ながらイタリアでは見るべきものは幾らでもあるので折角だからということを言っていると何も進みません。ということで登らずに写真だけ。

ドゥオーモと洗礼堂と納骨堂のチケットを買いました。まずはドゥオーモに入ります。

立派ですねえ。

カリレオが振り子の法則を発見したと言われているドゥオーモ内のランプ。実際は法則の発見のほうがランプの発明よりも先らしいのでこの話は嘘と思われるが、観光ガイドは普通にこれがガリレオの・・・と説明していました。

広場前の街並み。イタリアらしいです。ここでバスを拾って駅に帰ります。

最後の昼食は駅から少し歩いたところにある地元用のレストラン。英語が通じない。やはり小さい都市はいいですね、ぼったくりの気配もありませんでした。あまり美味しくなかったけど。

こちらは空港駅。ピサ中央駅から空港駅までは電車で10分。空港が近いのは楽だし、小さい空港はチェックインや荷物チェックが並ばないのですごく楽。家用にパスタソースを購入。


さて帰りましょう。2時間のフライトでロンドンまで帰ってきました。我が家も大分慣れてきたので、空港からは高い電車ではなく安いバスに乗ってロンドンまで帰りました。

2008/03/30

8日目 フィレンツェ観光

全然寝てないけど、予定通りフィレンツェへ。今日も快晴。


大きな地図で見る




やはり、睡眠時間が少ないのは辛い。フィレンツェまで2時間の列車内は睡眠です(ただし、奥さんのみ。二人とも寝るほどイタリアの電車は安全ではない)。各駅電車は混んでますが、特急はかなり空いています。特急料金込みでも各駅の1.3倍くらいだからそんなに高くないです。眠いけど、寝てはいけない私は頑張って世界の車窓。ボローニャからフィレンツェに抜けるには山脈を越えなくてはいけないのですが、大した山脈ではなかった。

フィレンツェ・リフレディ駅。ここで乗り換えます。終点のフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅は国際電車と各駅しか停まりません。イタリアは聖人が沢山いたようで駅名の多くがサンタなんとか。英語で言うとセイントなんとか。

ホテルにチェックインした後は、外へ。12:45分にメディチ家礼拝堂の予約をしていたため間に合うように移動します。
パルマから来たフィレンツエの始めの印象は、人が多い。
通常、礼拝堂の見学はお金がかかるのですが、今日は無料(理由はよく分からない)、パルマにいた辺りから無料が続いています。何かの期間なのでしょうか。

下の2体はかの有名なミケランジェロの作品です。上手ですねえ。黄昏とかいう名前。
その後は次の見学地、アカデミア美術館を目指します。ここの予約時間は2;30。やはり無料でした。無料でも入場制限があるので、外は大行列。予約していた我々は(入場料ではなく)予約料だけ払って中に入ります。予約時間よりも相当早いけど問題なく入れてくれました。大らかな国で結構ですね。

こちらはミケランジェロの傑作。ダヴィテ像。上手ですねえ。ちなみに写真撮影は禁止なのだが係員の英語がひどくて何を言っているのか分からないから撮ってしまいました。撮った後でNo Photo と言われた。残念ながらその発音では違う言葉にしか聞こえませんよとアドバイスしたかった。

昼ごはんを食べた後は、町の散策。こちらはドゥオーモ。大混雑のため中には入らず。観光客多すぎ。
良い天気です。

4:45からの予約を取ってあったウフィツィ美術館へ。こちらも大行列です。予約がなかったら3時間は待つと思われる。予約しておいて良かった。
こちらではかの有名なダヴィンチ、ボッティチェリ、ミケランジェロのほか1000以上の絵画が見られます。ここで閉館になるまでゆっくり鑑賞しました。


こちらはヴェッキオ橋。第2次世界大戦でも壊れなかった唯一の橋だそうです。だからといって大したことはない。
晩御飯はぼったくりと戦うのが面倒なので駅でパニーニを買って食べました。フィレンツェもヴェネチア同様、観光客とそれ相手の人間が多くていやになります。

2008/03/29

7日目 パルマ観光

8日目は午前中にパルマ市内の観光を行います。午後3時にイタリア人の友達と会って、彼の車でパルマ郊外へ出かけます。詳細は全て彼任せ。彼の友達でベルギー人とドイツ人もそれぞれの国からやってくる模様。

夕食は我々計5人と彼のイタリア人友達5人によるパーティです。



今日は良く晴れました。パルマの街を歩きます。

こちらはパルマのストリート。良いところです。混んでいないし、綺麗だし。この街は感じが良いです。

こちらはパルマのドゥオーモ。ここの特徴はピンク色の大理石を使っているところだそうです。確かにピンクに見えます。

土曜日の朝ですので何か行事があったようです。イタリア語はさっぱり分からないので何をしているのかも分かりません。邪魔をしないように見学。

こちらは洗礼堂。ドゥオーモの隣にあります。なかなか見ごたえのある内部でした。こちらもピンクの大理石で出来ています。

ピロッタ宮殿を通り過ぎて、川向こうまで歩きます。

春ですなあ。川向こうに関する情報は地球の歩き方イタリア版には何もありません。観光地ではないようです。友達がとてもいいところだから行ったほうが良いと言うので行ってみました。
こちらは公爵の家だそうです(もちろん現在は観光地)。

ピロッタ宮殿へ戻り、中の見学。ピロッタ宮殿は美術館が3つと劇場が入っています。こちらは劇場。パルマではオペラの人気があるそうで友達も年に1回くらいは聞くそうです。豊かな人生ですね。
うっかり、出口と間違えて、警報機を鳴らしてしまいました。のんびりイタリア人、警報機がなってものんびりしています。

今日は何かの日だったようで、見学は無料でした。

こちらはガリバルディの像。なんでもイタリア統一に貢献した大物だとか。でも北イタリア人の間では評判が悪いそうな。なぜなら統一したいと思ってなかったからだって。北イタリアは経済的にも豊かだし、南イタリアと同じだと思われるのがいやなんだって。複雑ですね。友達曰く、ナポリ(南の代表的な都市)のピザは全然違うとか。次回の旅に期待します。
さて、次はお昼ご飯。レストランはよく分からないので昨日友達が連れて行ってくれたレストランに再び向かいます。ハムは包丁で切ったり、機械で切ったり(量が多くてさばけないのかな)。今日のも美味しかったです、リゾットもパスタも美味しかった。


ストリート沿いのお店で買ったジェラート、バラの形に装っています。洒落ていますね、2ユーロ(300円)なり。
この後友達と合流、ベルギー人とドイツ人も到着し5人で郊外の見学となりました。行った先は名前を覚えていない小さい村がいくつかとサビオネータと呼ばれる村。サビオネータに行く日本人はさすがにいないだろうと思ったら現地で渡されたパンフレットは日本語。さすが日本人、こんなところにも出没しているらしい。
サビオネータは16世紀に作られた街で城壁で囲まれた街です。例えると山王町全体が城壁で囲まれている感じ。広いです。小さなアテネと呼ばれるようにアテネに似ているそうです。

イタリアは既に春です。


左から私、イタリア人、ベルギー人、ドイツ人(撮影は奥さん)。ベルギー人の発音はやはりフランス系なので聞き取りづらい。
そしてこの後、車で違う村に移動し、パーティが行われました。夜の9時からです。この国の晩御飯は遅い。イタリア人の友達も入れると10人ぐらいでのパーティです。パーティと言っても友達の家で晩御飯を食べるだけですけど。
ここで家庭料理のリゾットやサラダ、パルマハムとマントヴァ・ワイン(パルマを含むこのエリアはマントヴァ県と呼ばれます)等で楽しみました。終わったのは12時。車でホテルに帰ったのが1時。寝たのが2時。明日からサマータイムなので1時間進みまして実際は3時になります。睡眠時間が全然ないです。次の日にはフィレンツェに移動なのに・・・

2008/03/28

6日目 パドヴァとパルマ観光

今日はヴェネチアを出発し、パドヴァに寄りました。その後、パルマに行きました。今日は曇りです。


大きな地図で見る




ヴェネチアを出発するときの感想は
なんてひどい街だ、歩いている人の7割は観光客で3割は観光客向けの商売人だ。産業なんて観光しかないから街の雰囲気が異様だ。お店は観光客が一見の客なのでぼったくってくる。ヴェネチア土産はガラス細工が有名だが、どうせメイド・イン・チャイナだろう。おまけに雨も降った。二度と来るものか
です。街は綺麗だったけどね・・・。もう1回来たいですか?いや、そうは思わない。

さて、ヴェネチアから電車で30分の街パドヴァです。この街に来た理由は1つだけです。
ジョットのフレスコ画で有名な礼拝堂を見る。

早速突入。ちなみに完全予約制。インターネットを使って2週間前までに予約しないといけません。見学時間は15分。更にその15分前から温度調節の部屋にて待機することが必要。チケットの交換のため併設されている市立博物館へ。こちらでもジョットの作品とその他、ルネッサンスの絵が沢山見れます、当然見ました。


パドヴァの町。綺麗です。駅前はそうでもないけど、中心地に向かって歩くと中世の町並みが残っています。

こちらはパドヴァ大学。ガリレオが講義したいたところです。奥に新しい建物がありまして、いまでも学生が学んでいる模様。パドヴァ大学?初めて聞いた。

続きましてはラジョーネ宮にやってきました。こちらは裁判所として使われていたもので13世紀の建築物です。周りは市場となっています。

イタリアでは魚も当然売っています。
パドヴァを後にし、3時間列車に乗ります。この辺は平野で野菜を作っている模様。

やってきたのはパルマです。ここは中田選手がサッカーしていたところであり、ハムが有名です。

友達と合流し、晩御飯に出かけます。「食べたいものある?」「全然分からないから全て任す。」万事がこの調子、ワイン飲む?飲む、でも分からないから任す。で、食べたのは以下のメニュー。さすが働いている人間は学生とは違い食べ物をよく知っています。

こちらは揚げパン。さくさくしていてうまい。この地方特産のワインはスパークリング・赤ワインだそうです。早速挑戦。これがかなりいけています。

パルマハムのセット。プロシュート、サラミ、その他もろもろ。プロシュートってのが一番高価で、寝かせれば寝かせるだけうまいらしい。サラミは作るのが数ヶ月でできたらさっさと食べるのが良いそうです。

こちらは各種トリテッリ。トルテッリは正方形の小さなパスタで中身が挽肉などですね。皮に何を練りこむかで名前が変わるらしい。とりあえず沢山の種類を注文。上にはパルメジャン・チーズがかかっています。パルメジャンはパルマのって意味です。

こちらはいわゆるセコンドといわれるメインのコース。ダックと鶏と牛を食べました。



デザート。何を食べたのか分からない。

どうやらこれまで私が食べていた、イタリア料理、パスタ・ピザ・リゾットはイタリア料理の中ではチェーン店の料理という位置づけか。

飯は最高でした。友達に言わせるとパルマやヴェローナはイタリアでもお金持ちの街らしく、飯がうまいので有名とのこと。確かに美味しかったです。でも観光客では地元の人が行くレストランにはなかなか入れない。そして地元のレストランが美味しい。